子供の頃、毎年バレンタインに父親がもらってくるチョコを楽しみにしていた。

酒好きの父が取引先や行きつけの飲み屋などでもらってくるチョコで圧倒的に多かったのがウイスキーボンボンである。

そういえば最近、ウイスキーボンボンってあんまり見ないな……と思っていたら、カルディのバレンタインコーナーで大量のウイスキーボンボンを発見したので買ってみたぞ。

新旧含めて膨大な食料品が並ぶカルディ。珍しい商品ばかりが並ぶカルディの製品を試してみよう……というのが本企画「気になるカルディ」である。

・懐かしのウイスキーボンボンたち

輸入系のチョコレートがたくさん並ぶカルディのバレンタインコーナー。

カメラ型や絆創膏型のユニークな缶入りチョコ、動物のペロペロキャンディ風チョコなど異国情調漂うラインナップ。

カルディは輸入食材やコーヒーの他に、ワインなどのお酒類も豊富。そのせいなのか、ウイスキーボンボンの種類がめっちゃ多いのだ。

子供の頃、父親がもらってきたウイスキーボンボンをこっそり食べるのが好きだった。チョコを噛むとジャリッと砂糖の食感がして、中からお酒の香りのシロップが流れて出てきて飲み込むとちょっと胸のあたりがカーッと熱くなる。大人の仲間入りをしたように思う時間だった。

ウイスキーやリキュール入りのチョコがこんなに並んでいるのは久しぶりに見た気がするので、懐かしさからいくつか買ってみることに。



・レモンとチェリーとウイスキーと

購入したのはそれぞれ

・セレクションリキュール ボトルチョコ
・ウィターズ ボエロ リモンチェッロチョコレート
・カーラ チェリーリキュールチョコレート

の3種類。いずれも1000円前後と比較的安価なので買いやすかった。

ボトル型のウイスキー入りのチョコに、レモンのお酒が入ったチョコ、チェリーのキルシュ漬けが入ったチョコ……と少しずつお酒の種類が違うものを選んだ。



・子供の頃に食べたのと別物!

そもそも輸入もののチョコレートは日本のチョコよりも甘いもの……。

子供の頃のあま〜いウイスキーボンボンを想像しながら口に含んだところ……。

まず、外側のビターチョコが、かなりしっかり苦味を効かせてある。

中のお酒はシロップ風にして甘くしてあるものの、ビックリするほどアルコールが強い! 

子供の頃だったら、苦さとかからさで泣いていたかもしれない。かなり大人向けの味である。

箱からもプンプンお酒の匂いがしてたもんなあ。


アルコール度数を見て納得。

リモンチェッロは2.5%だが、ボトルチョコは7〜8%。チェリーリキュールに関しては10%だという。

日本のスーパーやコンビニに売ってる「ラミー」(3.7%)や「バッカス」(3.2%)よりも高いものが多いのだ。さすが輸入品なのか。

この中でも酒の強さ、チョコの苦味とともに突出していたのが「チェリーリキュール」。チョコはカカオ70%、酒は10%とかなりの強さ。

さほど酒に強くもない私は、うっかり仕事中にアルコールのきいたチョコを食べたばっかりに、完全に酔っ払ってしまった。

懐かしさというよりも、むしろ酒好きへの振り切った本格感を感じる結果である。酒好きはぜひともカルディのウイスキーボンボンを買ってみてほしい。

子供の頃食べた砂糖がジャリッとする甘いウイスキーボンボンは子供だましだったんだなあ。あの甘いウイスキーボンボンは今どこで買えるのだろうか……。

【忖度ゼロ評価】
珍しい度 ★★★☆☆
買い指数 ★★★☆☆

参考リンク:カルディ
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.