
絶対に変化球が来ると思っていたのに、ストレートがズドンという感じである。いや、ねこだましを予想してたら、普通の突っ張りで来たというべきか。
なんの話かというと、日本相撲協会が販売する福袋。こんなことを言うのはなんだが、数ある福袋の中ではニッチ系である。でもだからこそ、中身が気になる人はいるはず! と思ってポチっとしたら……そっちですか。
・開封するまでほぼ分からない系
日本相撲協会の福袋には何種類かあって、『令和6年 福袋 横綱セット(2万2000円)』、『令和6年 福袋 大関セット(1万1000円)』、『令和6年 福袋 関脇セット(7700円)』……といった感じ。
今回購入したのは7700円の関脇セットで、公式サイトには食品系が14点入っていることや「大相撲PANCAN」というパンが入っていることなどは記されているが、商品ラインナップは開けてみるまで分からない。
なお、「大相撲PANCAN」は缶詰めのパンのようで、公式サイトでは缶の表面に力士の顔がプリントされている。
唯一公開されている商品がコレって一体どういうことだろうか。他の商品も絶対にクセ強系だろ……と思った勢いのまま購入。
届いたのは成人式が終わった頃だった。福袋が入ったダンボールには何も記載されておらず、伝票の送り主のところに「日本相撲協会」とあるのみ。
相撲協会らしいと言うべきか、シンプルなダンボールである。で、肝心の中身は……
こんな感じ。箇条書きにして書き出すと以下の通りだ。
【令和6年 福袋 関脇セット(7700円)の中身】
・大相撲PANCAN ✕3缶 (ミルククリーム味 / チョコクリーム味 / メイプル味)
・相撲部屋ちゃんこ(フリーズドライ味噌汁 / 3食)
・国技館 湯豆腐のタレ ✕ 2箱
・国技館カレー ✕ 2箱
・国技館ハヤシ ✕ 2箱
・ドリップバッグコーヒー(5袋入り)
・ほうじ茶(5杯分)
・亀田の勝ちのたね 鶏ちゃんこ風味(かきのたね / 15袋入り)
・羊羹(黒豆茶味 / 5個入り)
※福袋ごとに中身が異なる可能性があります
──ざっと見たところ、公式サイトで公開されていた「大相撲PANCAN」はたしかにクセ強系だが、他の商品はそこまででもない。
いや、「大相撲PANCAN」もパッケージが独特ってだけで缶詰めのパン自体は割と普通だろ?
そう思って「大相撲PANCAN」を開けてみると……
──まさかの1枚ギュウギュウスタイル。高圧プレスでもされたかのような状態で入っていた。よくよく考えれば、実に相撲っぽい。
まぁ正直なところ味は普通のパンの方が美味しく感じたが、保存食として持っておく分にはアリだろう。ちなみに、賞味期限は2024年11月だから約1年。
他の商品を見てみると、どれも相撲っぽさが存分にあふれたパッケージが特徴的である。
それでいて、商品自体はニッチでもなんでもない。たとえば、“国技館” と書かれたカレーは結構レアだが、言うまでもなくカレー自体はめちゃくちゃポピュラーだ。
国技館が何か知らない人でも、カレーが好きならおそらく満足できるだろう。
──というように、「相撲協会ならではの要素」と「幅広く受ける要素」とのバランスがお見事。
相撲協会のオリジナリティを追求しすぎると、どうしてもガチの相撲ファンだけが楽しめるような内容になりがちだが、関脇セットはそうじゃない。なんなら、相撲に一切興味がない人でも満足しそう。
なお、私がもっとも興味を惹かれたのは「湯豆腐のタレ」だ。
湯豆腐自体はどこにでもあるが、商品のパッケージを読むと大相撲スタイルの湯豆腐はちょっと違うらしい。
よし、ならば作ってみよう。というわけで、材料をスーパーで買ってきて(ニラを買い忘れた上にキャベツを白菜で代用したので厳密には違うが)、国技館スタイルの湯豆腐&タレを自作。
なお、大相撲スタイルの湯豆腐タレは卵を入れるらしいぞ。知らなかった〜
このタレで湯豆腐を食べてみたところ……
出汁のパンチが強い。カツオ出汁の存在がすごく、全体的に味の濃〜〜〜い湯豆腐になっている。
ポン酢に慣れている身としては酸っぱくないのが新鮮で、新たな食べ方を知ったという面でも収穫だった。
こういう発見があるのが福袋の醍醐味であることを考えたら、関脇セットはかなり有能だと思うのだがどうだろう?
ちなみに、公式サイトによると関脇セットの中身は約1万1000円相当だから、3500円ほどお得になる計算。
本記事執筆時の2024年1月18日時点では購入可能(横綱セット&大関セットは売り切れ)なので、気になる人は急げ。
参考リンク:日本相撲協会公式通販サイトSuMALL「関脇セット」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼ドリップバッグのコーヒー。パッケージがかっこいい
▼羊羹もかっこいい
▼ほうじ茶はユーモラス系? 相撲協会がこういう商品を入れてくること自体意外だった
和才雄一郎

















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