毎年鏡開きが行われるこの時期に、インスタントのおしるこを食べて一年の無病息災を祈願しているのだが、今年は何やら見慣れない おしるこ を発見した。

ん……入っているのが、お餅ではなく きりたんぽ だと? しかも価格が「594円」というインスタント食品としては強気の設定。どのような商品なのか気になったので、購入してみることにした。


・作り方は簡単

こちらが購入した「きりたんぽカップスープ おしるこ」。株式会社ツバサが2023年12月から販売を開始している商品である。

外装を外すと、黒を基調としたカップが現れる。おしるこ というよりも、高級なコーヒーが入っていそうな洒落たビジュアルが印象的だ。

外装に記載されていた説明によると作り方は2パターン。今回は「オススメ」と書いてある、電子レンジを使用した方法で作っていく。



まずはカップの中の、 あんこ と きりたんぽ を取り出し

きりたんぽ の袋に切り込みを入れたら、500Wの電子レンジで1分加熱。


お次は あんこ をカップに移し、熱湯を80ml注いだら


よく混ぜる。ちなみに熱湯の量はお好みで調節可能とのことだ。


最後に、温めた きりたんぽ をカップに入れて完成。


鍋料理の具材というイメージが強いので、おしるこ に きりたんぽ が入っていると違和感がスゴイ。まぁ、お餅も きりたんぽ も元は同じ米製品なので極端にマズくなることは無いとだろうが……どれだけの違いがあるのかしっかり確かめたい。



・餅では味わえない感覚

おしるこ にたっぷり浸かった きりたんぽ は、どこかよそ行きの顔をしている。

そんな、いつもとは雰囲気の違う きりたんぽ を口いっぱいに含んでみると……


おぉ……おぉぉぉ!

これは想像以上に凄いかも!

きりたんぽ を噛みしめるたびにジュワ~と おしるこ が溢れる感覚が新しい! これは、お餅では絶対に味うことのできない体験だ。歯ごたえのある きりたんぽ は食い応えも抜群で、
なんだか……お餅で食べるよりも圧倒的に御利益がありそうな気すらしてくる。 


きりたんぽ の塩味と、あんこ の上品な甘味はベストマッチしていて最高だし、なにより小豆が数分前まで鍋で炊かれていたの? と錯覚するほどホクホクしていて実に美味しい。さすが、値段が高いだけのことはある。納得の美味さだ。



・特別な日のご褒美にオススメ

生まれて初めて「きりたんぽ おしるこ」を食べてみたのだが、個人的に常備しておきたいほど美味しかった! が……やはりネックとなるのが「594円」という価格。本当は毎日でも食べたいのだが、簡単に手が出せる金額ではないなぁ~というのが正直な感想である。

日常的に食べるものというよりかは、特別な日に自分へのご褒美として購入するのがよいかもしれない。インスタント食品としてみたら多少高額だが、買って後悔することはないだろう。

なお、株式会社ツバサのHPによると、同商品は秋田空港、県内道の駅・小売店や一部PA・県外小売店などで販売中とのこと。興味のある人は参考にしてほしい。

参考リンク:TSUBASA「きりたんぽカップスープ おしるこ」
執筆:イナバタクヤ
Photo:RocketNews24
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]