関越自動車道の「上里SA(上り)」に立ち寄ったら「天丼てんや」を見つけた。いや、よく見ると「天丼てんや HIGH WAY」と書いてある。仕事柄、特別感のある名前を見るとつい期待してしまう。もしかしたら限定メニューがあるかもしれない……と。

ってことで、近づいてみると……やはり! ここでしか食べられない天丼を発見。看板によると、群馬県妙義産舞茸を使った「舞茸海老いか天丼(930円)」が主役っぽい。頼んでみた。

・上里(かみさと)SA

上里SAは埼玉県の北の玄関口として1日に約2万人が訪れているという。上信越道と北関東道から関越道に合流し、東京方面に向かうと最初に見つかるサービスエリアってことで、埼玉だけでなく群馬・長野・新潟・栃木などのグルメやお土産が楽しめるのが人気の理由とのこと。

全国的に見てもかなり利用率の高いSA施設だそうだ。この日もかなり混雑していたのだが、いきなりトイレから仮面ライダーが出てきて驚いた。「休憩に立ち寄りました」と仮面ライダーさん。本当にお疲れさまです。



・天丼てんや

それはさておき、フードコートの一角に「天丼てんや HIGH WAY」はある。冒頭で紹介した舞茸以外に、群馬県産ブランド肉・赤城鶏を使った「赤城どり野菜天丼」なんかもあるらしい。せっかくSAで休憩するなら “ご当地メニュー” が食べたくなるもの。嬉しい発見だ。


名物「舞茸海老いか天丼」がやってきた。



・巨大な舞茸

海老とイカが主役のようなポジションを陣取っているものの、真の主役は後ろに隠れている舞茸。かなり巨大な舞茸天(2個)が縁の下の力持ち的な役割を果たしている。前に出ずとも番長のような迫力を漂わせているのが分かるだろう。存在感は隠しきれない。


海老やイカも美味しい。しかし舞茸天はさすが地元名物だけあって、香りも歯切れも素晴らしい。そしてやはり……めっちゃデカいのだ。野球のグローブというのは言い過ぎかもしれないが、いざ対峙すると迫力のせいもあって実物より大きく見える。


天丼のタレもたっぷりかかっている。言うまでもなく、てんやの天タレは万能。素材の持ち味を存分に引き出してくれる。

食べると舞茸の豊かな香りが口いっぱいに広がるのだ。最高にウマい。もはや舞茸最高としか言いようがない。

このボリューム感と味わいはSAグルメに求める欲をしっかり満たしてくれるだろう。出てくるのも早いしコスパ・タイパはかなり高い。ここ(上里SA)でしか食べられないメニューなので機会があればぜひ試してみてほしい。


参考リンク:上里SA(上り)の店舗とメニュー
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.