突然だが、みなさんはエイリアンと聞いたら何を思い浮かべるだろうか。おそらく、ほとんどは全世界を震撼させたSFホラーの金字塔であるエイリアン。腹を食い破って出てくる地球外生命体であろう。

緑色の体液にギザギザの歯……今でも思い出すだけで怖いが、なんとエイリアンは食べることができるらしい。というか、すでに食べてしまったのでご報告したい。

・博多駅にいたエイリアン

今回食べたエイリアンは博多駅のお土産売り場で売られていた。なにせこのエイリアンは……

「有明海のエイリアン」とも言われるワラスボなのである。なんだあの映画のエイリアンじゃないのかよ……と思うなかれ!

ワラスボはもはや映画『エイリアン』が真似したんじゃないかと思えるほどのビジュアルなのだから。つまり、ヤバい見た目の商品が売られているってことになる。


・ビジュアルが爆発

さて、こちらがそのワラスボの商品(2尾入りで648円)。味付きでそのままポリポリと食べられるのがウリらしい。んで中身はどうなっていたのかというと……


だいぶ直球っ……!!


しかも、体全体が想像以上に長いから食べるのをためらうようなビジュアルをしていた。今では当たり前のように食べられているとのことだが、最初に食べてみようと思い立った人の勇気がスゴい……!



・エイリアンの味は?

このビジュアルを口に放り込むのは少しばかり勇気がいるが、こういうのは勢いが大事。てことで、意を決して食べたところ……

ワラスボはハゼの仲間だから当然なのだが、味はまんま魚だった。ただ、場所によっては硬さがあって、いつも食べている魚とはまた違う。

この感じだと、骨っぽさはそこまでない尻尾の方が美味しく食べられることだろう。そうだなぁ……あとこれはアレだ。酒のつまみ、おやつなどにちょうどいいヤツである。文字通り、ポリポリと食べつつチビチビやるみたいな。


・vsムツゴロウ

ちなみにエイリアンだけでなく、有明海のマスコットことムツゴロウ(1尾入りで324円)も売られていたので試してみた。おっ、ワラスボに比べて体が長すぎないし見た目はマシかも!

と思いきや……


よく見たらこちらも結構エグかった。ムツゴロウもワラスボと同じくハゼの仲間なので味は魚。場所によっては、そこはかとなくスルメみたいな味もした。



余談だが、ワラスボ、それからムツゴロウは日本だと有明海にしか生存しておらず、珍しい魚として知られている。こうして食べられるし、通販でも販売されているので興味のある人は試してみてはどうだろう。貴重な経験になるはずだ。

参考リンク:夜明茶屋オンラインショップ佐賀市HP
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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