東京・新宿はアジアでも屈指の大都会である。とくに新宿3丁目の伊勢丹新宿店の界隈は数多くのお店がひしめき合い、高級ブランドショップも少なくない。外国人観光客も多く訪れる主要な観光エリアのひとつだ。

そんな場所に、知らない間に1台の自動販売機が設置されていた。私(佐藤)がその存在に気づいたのは、かれこれ1年前くらいだろうか。気にはなっていたのだが、ずっとスルーしてきた。

ある日、立ち止まって販売商品を確かめてみたら、あの超有名人にゆかりのある商品が売っていた! なぜこんな場所にあの人にまつわる商品が!?

・なぜココに!?

自販機は地下にある。東京メトロ丸ノ内線と副都心線、2つの改札からも近い一角だ。伊勢丹の地下入り口を正面に見て、丸ノ内線線改札の方へと進む。


続いて丸ノ内線線伊勢丹方面改札を正面に見て、左側にある黒い塊がソレだ


正面に回ってみると、飲食物を販売しているのがわかる。


さらに近づいてみると……。おや? 中央の横一列に並んでいる物体は、どこかで見た覚えがあるのだが~……


これは!? 人気芸人の出川哲朗さんのご実家の海苔じゃない~! なぜココに出川さんところの海苔が売っているんだ。


調べたところ、この自販機の最上段にはおむすびが売っているそうだ。千代田区にお店のある「すずのおむすび本店」を10種類販売しているらしい。あいにくこの時は、ほとんど売り切れ状態だった。このほかに米やうどん、お茶などと共に、出川さんのところの海苔も販売していた。


そういえば、2018年に当編集部のあひるねこが、お台場で出川印の海苔を発見して紹介していた。彼の見つけたものは旧デザインで、パッケージの出川さんの写真がとても若い。しかも「ODAIBA」限定パッケージだった。


ちなみに2018年当時の価格は焼き海苔が税込550円、わさび味が税込648円だった。しかし現在はわさび味が税込950円、そのほかの商品はすべて税込850円になっている。

く~、5年で300円も値上げしてる。昨今の世の中の事情を考えると、値上げは仕方のないことだろう。


・リアルガチの海苔

そんなわけで焼き海苔とわさび味を買ってきた。


明治27年創業の横浜の老舗海苔問屋「蔦金」の海苔は、色も形もキレイに整っていて、香りも良い


パッケージの出川さんが言っているように、老舗の技を感じる「リアルガチ」、本物の海苔である。

とくにわさび味はガチで美味い。パリっとしていて、わさびがしっかりと効いていて、ご飯との相性もいいし、酒の肴としてイケる。クリームチーズに巻いて食っても美味そうだ。


まさかこんなところで出川印の海苔を買えるとは驚きである。今まで素通りしていた人は、ぜひチェックしてくれ。わさび味は美味すぎてヤバいよ!


参考リンク:蔦金商店
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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