元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる。元気があれば餃子の王将にも行ける。そして1000円あれば餃子の王将で大満足できる!! シリーズ『最高な1000円の使い方』の第8回は、日本最強の町中華「餃子の王将」が登場だ。

ぶっちゃけ、1000円で餃子の王将はなかなか厳しい戦いであったが、それでも参加者たちは知恵を振り絞り『最高の1000円の使い方』を追い求めた。激戦必至の「最高の1000円の使い方 餃子の王将篇」は以下でご確認いただきたい。

・1000円を使い倒せ

まずは本企画の概要を説明しておこう。『最高な1000円の使い方』はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。1001円になったら即失格! 何より1000円のポテンシャル引き出す手腕が問われるガチ企画である。

今回は10人が参加し、各自が餃子の王将で全力オーダー! 例によって勝者は読者投票で決定するため「票が入らないヤツ = センスがないヤツ」と思われかねない。1位にもなりたいけど「最下位だけには絶対になりたくない」と全員が震えています。

で、今回の「餃子の王将篇」は、かつてなく1000円の壁が高かったのではなかろうか? あと100円あれば……と涙を流しつつ、それでも辿り着いた1000円の境地。10人のメンバーが全力でプレゼンする『最高の1000円の使い方』は以下の通りである!



・P.K.サンジュン「王将 火の玉ストレートセット」

にんにく激増し餃子(319円) × 3 …… 合計 957円


「王将で1000円はなかなかハード! 様々な組み合わせを検討した結果、今回は “餃子の王将で明らかに1番ウマいもの” すなわち「にんにく激増し餃子」でゴリ押しすることにした。

もちろん天津飯や油淋鶏がウマいことはわかっている。わかっているが、ここは何の王将だろうか? そう、餃子の王将である。もっと言えば近い将来 “にんにく激増し餃子の王将” に店名変更しかねないほど “にんにく激増し餃子” はウマい。

オススメはよく焼きで、ひたすら酢コショウで食べるのが俺流。王将の餃子は1皿じゃもちろん、2皿でも足りないんだ……! やっぱり3皿はいきたいんだ……!! 1000円という縛りがあるならば、これが最強の組み合わせである」

かつてなく迷ったが、結局餃子の王将で1番ウマいのは「にんにく激増し餃子」である。普通の餃子もウマいが、にんにく激増しは「ウマいッッ!」なのだ。「色んなものが食べたい」とか関係ねえ。1番ウマいものをひたすら食べ続ける、これがハッピーへの近道なのである。


・和才雄一郎「とりあえず生! 余ったお金で買えるだけ餃子セット」

生ビール中: 495円
にんにく激増し餃子1人前: 319円
にんにく激増し餃子ジャストサイズ: 176円 …… 合計 990円


「この企画でビールを頼むのは自滅行為。それだけで残り約500円だから、選択肢が一気に狭くなってしまう……けれども! やはり “最高の1000円の使い方” となるとビールは外せない。

もうちょっと意外性のあるオーダーはないかな? と思ってメニューを見ながら色々考えたのだが、やっぱり上の形に落ちついてしまう。それだけ餃子の王将の餃子とビールは強い。

よく、“釣りはフナに始まりフナに終わる” と言われるが、餃子の王将のオーダーも同じ。最終的には “餃子とビール” に落ち着くのだ。ちなみに、ノーマルの餃子ではなく『にんにく激増し餃子』にしたのは、ビールとの相性を考えてのこと」

当サイトの中で最も餃子の王将に通っているのは、文句なしで和才である。その和才は生ビールと餃子を軸にシンプルな組み合わせで勝負に出た。参加者の中で生ビールをチョイスしたのは和才だけなので、きっちりと生ビール票を獲得したいところだ。



・原田たかし「定番であり王道でもある『餃子定食』の1点突破」

餃子定食×1 …… 合計 891円


「餃子の王将で最高のお金の使い方をするなら絶対に餃子は外せない。1000円の予算だからお酒との組み合わせも考えたが、王将はなかなかどうして1000円以内で収めることが難しかった。組み合わせ方といい、セットといい、軽く1000円オーバーしてしまうのだ。

よって、私が選んだのは定番であり王道でもある餃子定食(891円)。価格も抑えられて、当然ながら味もよし。109円残るけど? そう言われるかもしれないが、残ればいいし残っていいのだ。「餃子定食」の1点突破。これこそが最高の1000円の使い方というやつではないだろうか」

100円以上余らせるという、余裕のオーダーを展開した原田。だがしかし、確かに「餃子定食」は破壊力は疑いようなく強い。読者は100円余らせたことを潔しと評価するのか? それとも怠慢と捉えるのか? 投票結果に注目したい。


・砂子間正貫「1000円ギリギリの優等生セット!」

極王天津飯: 715円
餃子3個(ジャストサイズ): 159円
ごま団子: 123円 …… 合計 997円


「ひさしぶりの餃子の王将だったため、組み立てに少々苦労したが「1000円を有効活用する」というテーマにおいて、結果的に「3円残し」に落ち着いたのは満足だ。

しかも主力に選んだのは、餃子の王将が厳選の食材を使用し、調理工程までこだわった “極王” シリーズ。さらに定番の餃子、中華スイーツのごま団子も楽しめて997円。少し優等生すぎる気がしなくもないが、今回はアドリブ力で優勝を狙っちゃいました。投票お願いします!」

前回の「ファミマ編」では「おにぎり×8個」という無謀なオーダーを見せた砂子間だが、今回は打って変わってスマートな組み合わせである。極王シリーズに手を出しつつ、餃子とごま団子を押さえるあたり、本人の言う通り優等生なセットと言えよう。



・Yoshio「そうだ、王将で台湾を感じようぜセット」

台湾ラーメン(フェアセットB)×1 …… 合計 990円


「一言で言えば暑いよ。暑くてたまらんよ。スカッと猛暑を吹っ飛ばしたい。だったら、台湾ラーメン・餃子3個・ライス(小)のセット(税込990円)しかないっしょ。ピリ辛で、ニラやネギ、たまねぎ、もやしなど野菜たっぷり。トドメは鉄板の餃子とライスで満足度120%★  いや、まさかね、990円で台湾に行った気分にもなれるなんて……」

参加者の中で、唯一店に行くまでオーダーを決めないYoshioが巡り合った奇跡のセット。「これが無かったらどうするつもりだったんや」と思わなくも無いが、確かにセット内容は強力だ。ラッキーパンチでまさかのKO劇なるか?


・佐藤英典「今や定番、成り上がりの天津炒飯セット」

天津炒飯: 680円
餃子6個: 291円 …… 合計 971円(持ち帰り価格)


「餃子の王将で1000円を組み立てるのはなかなか難しい。というのは軽い気持ちで2品頼むと1000円をはみ出してしまうからだ。となると、選択肢は限られる。餃子は当然としてもう1品。何を頼むかだ。

私は天津炒飯をチョイスした。このメニュー、今でこそ定番として親しまれているのだが、滋賀県の堅田店のオリジナルメニューだったのである。それが定番にまでのし上がっていった、成り上がり具合が好きだ。食べると勇気がわいてくる」

大人気の天津飯を軸にした佐藤のセット。王道の組み合わせではあるものの、餃子をしっかり6個つけているあたりも抜かりはない。品数こそ少ないが「餃子の王将ならコレ」という安定感があるのではなかろうか。



・あひるねこ「町中華で飲ろうぜセット」

餃子(ジャストサイズ): 159円
鶏の唐揚(ジャストサイズ): 352円
春巻(ジャストサイズ): 187円
ウーロンハイ: 286円 …… 合計 984円


「バーミヤンや日高屋、ぎょうざの満州と違い、王将にはラフな町中華っぽさが色濃く漂っている。厨房から絶え間なく聞こえてくる調理音は実に風流だ。こういう町中華で飲(や)る酒は、昔からウーロンハイって相場が決まってるのよ。

量と値段を抑えたジャストサイズメニューを活用すれば、残り714円でもつまみを3品揃えることが可能。中でも特にオススメが唐揚である。ぶっちゃけコイツに付いてくる “魔法の粉” こと『王将マジックパウダー』さえあれば、それだけで十分に飲めらぁ」

“Mr.酒” ことあひるねこは、生ビールを選択せずにウーロンハイをチョイス。結果的に価格を抑えることに成功している。つまみは全てジャストサイズで揃えて合計3品、いかにも酒飲みが好きそうなオーダーだ。和才との酒対決を制することは出来るのか?


・GO羽鳥「中華ならいろんなもんが食べたいセット」

炒飯(ジャストサイズ): 300円
ニラレバ炒め(ジャストサイズ): 343円
春巻(ジャストサイズ): 187円
ごま団子(ジャストサイズ): 123円 …… 合計 953円


「中華ってのは、1人で行くより多人数で行った方が楽しい場所だ。なぜなら、いろんなものを頼んで、いろんなものを味わえるからである。1人中華だと、どうしても「1品」しか楽しめなかったり……。

でも、王将には「ジャストサイズ」がある。

チャーハンが食べたいし、ニラレバが食べたいし、春巻きも食べたいし、デザートだって食べたい。それら全ての願いを叶えるのが、少量ながら安く食べられるジャストサイズなのだ」

前回の「ファミマ篇」では、念願の初優勝を果たしたGO羽鳥。「品数の多さが良かった」と分析していたことから、今回も全てジャストサイズで4品をオーダーしている。怒涛のジャスト攻めで2連覇を目指したい。



・御花畑マリコ「王将フルコースセット~デザートつき~」

餃子ジャストサイズ: 159円
チャーハンジャストサイズ: 300円
酢豚ジャストサイズ: 357円
ごま団子1個: 123円 …… 合計 939円


「あれもこれも食べたい……という気持ちをジャストサイズで叶える大満足セット。こだわったのは餃子の王将の看板メニューでそろえること。

餃子とチャーハンははずせない。そして一品料理で一番人気だという酢豚をプラス。この酢豚の酸味が思いのほか優秀で、餃子とチャーハンのこってり感をサッパリさせてくれるだけでなく、あまった甘酢を餃子にからめて味変もできてしまうのだ!

さらに、スイーツ好きとしては外せないごま団子もプラス。これで939円。おつりまで出ちゃうって最高じゃないですか?

結果的にGO羽鳥と “ジャストサイズ攻め” が被った御花畑。ただし本人が「看板メニューで揃えた」というように、その組み合わせは似て非なるものと言えるだろう。念願の初優勝を目指したいところだ。


・中澤星児「漢のチャーハン餃子セット」

炒飯(大盛): 693円
餃子: 297円 …… 合計 990円


「実家の目の前に餃子の王将がある。そんな私は餃子の王将と言えば炒飯しか考えられない。駆けつけ一杯炒飯を食べて、さてどうするか。それが餃子の王将なのである。天津飯食べてる場合じゃねえ。

ジャストサイズもコスパは悪い。一見品数は増やせるが、例えば、餃子だったら一皿税込291円なのに、ジャストサイズで6個だと318円である。ゆえに、とりあえず炒飯大盛を注文した後、餃子一皿を追加注文。これで漢のファイナルアンサーだ」

誰も口にしなかった「ジャストサイズはコスパが悪い」というタブーに切り込んだ中澤のオーダー。「チャーハン餃子」という王道スタイルを貫きつつ、大盛りにまで踏み込むとは、まさに “漢のオーダー” と言えるだろう。



以上がロケットニュース24メンバーが全力で考え抜いた『餃子の王将で最高な1000円の使い方』である。予想通り「ジャストサイズ攻め」が目立ったが、読者はコスパをどう評価するのか? 今回も激戦の予感大である。

というわけで、今回も勝者を決めるのは読者のみなさんです! 自分ならどれを真似したいか? どれが1番参考になったか? 純粋にメニューだけを見て、今回も清き1票をよろしくお願い致します!!

参考リンク:餃子の王将
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


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