職場へのお土産って難しい。どうせなら、土地のカラーが伝わるものが良いが高くつきすぎるのは嫌だ。かと言って安すぎるのも微妙。個人的には、1000円ちょいの価格で職場の人数をカバーできる個包装のお菓子セットみたいなのがベターだ。
と、ここまで条件を絞っていても、私(中澤)はいつも迷ってしまう。甘いもので良いのか? もっと個性的でコスパが良いものはないか? 事実、編集部にお土産を置いた時、売れ行きが芳しくない時もあるため、できればそういうパターンは避けたいのである。
そんな感じで名古屋駅をウロウロしていたところ、『Kiosk(キヨスク)』にコメダ珈琲店シロノワール味の「クランチ」が売られているのを発見した。えっ! こんなんあったんですか!?
・目に留まった理由
その名も「コメダ珈琲店監修 シロノワールクランチ」。ポップによると、東海地区を代表するパティシエである柴田武さんのプロデュースによるものらしい。
販売されていたのは『ギフトキヨスク』。都会の駅だけにお土産も選べないくらいあって絶賛迷い中だったのだが、私の目が止まったのにはコメダ珈琲店という以外にも理由がある。実は、このクランチ、20本入りで税込み1290円だったのだ。
ちょうど良すぎだろ。おまけに、コメダ珈琲店でなんとなく名古屋感も感じられる。渋すぎず、チャラすぎない良い温度感。これやァァァアアア!
・食べてみた感想
仕事柄、色んな場所に行ってきたが、ここまでドンピシャで土産が決まることは珍しい。っていうか、自分も楽しみだ。どんな味がするんだろう? 事務所に置く前に1本食べてみたところ……
かなりウマイ。基本的にはチョコクランチだが、チョコの甘みの中にメープルシロップっぽい甘みもあって、奥にデニッシュの風味まで感じられる。確かにシロノワールっぽい。
・事務所に置いてみた結果
そこでロケットニュース24編集部に土産として置いてみたところ……
5秒で完売した。
全員がグルメライターも兼ねているロケットニュース24編集部だが、「メープルシロップの味がシロノワールっぽい」と好評。各々が2~3個確保した結果、瞬殺であった。
・お菓子博士は語る
ウマイ土産の場合、1個だとちょっと物足りなかったりするからなあ。やはり、分量的にもちょうど良かったと言えるだろう。ちなみに、お菓子博士として一部で名を馳せつつある御花畑マリコ記者は以下のように語っていた。
御花畑マリコ「コーヒーと凄く合いますね。あと、コーヒーと一緒に食べると、シロノワールのデニッシュ感がグッと引き立ちました」
──確かに、チョコ主体だが自然な甘みで、デニッシュの風味など味に奥行きのあるこのクランチはコーヒーに合いそうだ。ひょっとしたら、その辺も気を使っているのかもしれない。
・限定か
なお、東海キヨスクのサイトのお土産ページを見ると、2023年3月2日現在、「シロノワールクランチ」の販売駅として記載されているのは名古屋駅のみとなっている。限定っぷりが凄い。
しかしながら、コラボしている『シェ・シバタ』のオンラインショップで同様の商品が同様の価格で販売されている。名古屋に行く予定はないがどうしても食べてみたいという人はネット注文でどうぞ。
参考リンク:東海キヨスク、Chez SHIBATAオンラインショップ
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼小枝もあったぞ