本屋の雑誌コーナーで「呼び込み君」が売っていた。スーパーでよく聞くBGM “ポポ〜ポポポポ” でおなじみの販促マシン「呼び込み君」が雑誌になっていたのだ。タイトルはそのまま『呼び込み君 ポポ〜ポポポポ♪ ポーチBOOK』で……呼び込み君のポーチが付録らしい。

いわゆる付録メインの書籍なので主役はポーチ。もちろん「あの音が鳴り響く機能」があるそうだ。そんなことを知ってしまったら “ポポ〜ポポポポ” がどうしても聴きたくなってしまったので……買った

・呼び込み君BOOK

宝島社から2023年2月2日に発売された『呼び込み君 ポポ〜ポポポポ♪ ポーチBOOK』。価格は3168円……思わずレジで「え?」と聞き返してしまった。マジで1000円くらいのつもりだったが、過去記事によると本体価格が約3万円なのでむしろ安かったのかもしれない。


さっそく箱から中身を取り出してみる。

入っていたのは、呼び込み君と全7ページの冊子。


先に冊子を確認すると、呼び込み君の秘密や開発秘話などツウ好みの内容が載っていた。これが意外と面白い。とくに「ポポ〜ポポポポ」に別バージョンがあったのは熱い。ちゃんと聞き分けるため、今後は注意深く耳を傾けることになるだろう。


つづいて主役の呼び込み君ポーチ。

見た目そのまんまのぬいぐるみで、引き手には「いらっしゃいませ」のチャームが付いている。ちなみに本物の文字パネルは「いらっしゃいませ」「店長おすすめ」「お買い得品」など60種類あるそうだ。マジで勉強になります。押忍。

そういえばパッケージに “思ったよりものが入る” と書いてあったが、本音で言うと “思ったよりものが入らない” ポーチだった。リップクリームとか印鑑が入るくらいの深さ。ただ普通に考えて印鑑を入れているケースから「ポポ〜ポポポポ」と音が鳴るのはヤバい。

ポーチとして使う・使わないは置いといて、いつでもあの音が聞けるのは嬉しいかも。ポーチのおしり部分に隠れている電池パックを取り出し……

漏電防止シートを外してスイッチをONにしたら準備完了。ちなみに電池は交換可能(LR44のボタン電池3個)とのことだ。


さっそく胸のボタンを押してみると……


「ポポ〜ポポポポ♪ ポポ〜ポポポポ♪ ポポポポポ〜ポポ〜ポポ〜♪ ポポポポポ〜♪ ポポポポポ〜……♪」


いつものやつキタァァアアアアア!


スーパーでなんとなく耳にするのとは違い、自分でスイッチを押して全集中で聞いてしまった結果、1日中頭の中でループ再生されることに。マジでエンドレス……むしろファンは嬉しいのかも。というわけで、好きな時にあの音を聞きたい方は本屋さんへGO!


参考リンク:宝島社「呼び込み君 ポポ〜ポポポポ♪ ポーチBOOK」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.