ジャンボ。前々回は「山」で、前回は「海」における都市伝説(怪談)をお伝えしたけど、今回が最後。どこで出くわす恐怖体験なのかというと、ずばり「家」だ。日本における「家に来るお化け」とは違うだろうなぁ。

まず、「絶対にお化けがいる」とされる家は、廃墟だ。ケニアの「ルイル(Ruiru = ナイロビのベッドタウン)」にあるような、30年ほど誰も住んでいない廃墟なんかは「絶対にお化けがいる」とされている。

・ケニアのお化けが夜にやる3つのこと

もちろん、廃墟でなくてもお化けは出る。普通に人が住んでいる家にも出る。では、いつ出るのか? それは「夜」だ。君が寝ている最中に、お化けは出る。これは日本でも同じかな? でもケニアのお化けは……


寝ている間に君の首を絞める。


で、ハッと起きると、誰もいない……ってワケ。え? これは日本でもよくあるパターンだって?

でも他にもあるよ、お化けがやること。それは笑い声。夜、どこからともなく笑い声が聞こえてきて……例えばこう。



実際に「お化けの笑い声」のマネをして録音してみたので、ぜひとも聞いてみてくれ。で、その声を聞いてハッと起きると、誰もいない……ってワケ!

え? これも日本でもよくあるパターン? 大丈夫、まだあるから安心して。



最後に「お化けがやること」として一般的に知られているのは、「夜中に誰かがキッチンで料理をしている音がする」というもの。しかも、どんな音がするのかというと、なんとこれ、料理(?)が限定されていてね。……なんと!


タマネギを油で揚げる音がする


……と言われているのだ! どうしてお化けがフライドオニオンを作りたがるのかは不明だけど、とにかくケニアでの夜にフライドオニオンを作る音がしたら要注意。もちろんキッチンに行っても誰もいないってワケ。

なお、このことを日本のゴー(羽鳥)に話したら、「そこはポテトじゃないんだね」なんて言ってたけど違うから。イモじゃなくてタマネギだから! 間違えないように。ではクワヘリ。


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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