ジャンボ。だんだんオレは理解してきた。何かを食べて腹を壊す確率が劇的に高いのは、スラム街とかダウンタウンにある「安い店」であるという事実に。
逆に、ごくたまに行く「高級店」の食べ物を食べて腹を壊したことは皆無である。しかしながら、フラリと高級店に行くほどの金もない。
ということで今回から始めてみようと思うのが、『最高級店で食べる最安料理』なる企画。記念すべき第一回目は、セレブ御用達のインド料理レストランだ。
お店の名前は『シナモン ザ・フレーバーオブインディア(Cinnamon – The Flavor of India)』で、ザ・ジャンクション・モールなる施設の中に入っている。
席に座ると、店員さんが高級そうなメニューを手渡してくれた。そしてドキドキしながら開帳すると──
高い……っていうか、どちらかと言えば「怖い」と感じた。その理由は、もちろん金額が高すぎるからなのだが、なんだか自分が今ここにいることが、場違いすぎて怖く感じたのである。
とにかく金額的に、最も安い料理しか注文できない雰囲気。だってだって、各種ポテトが400kes〜600kes(約429円〜643円)ってヤバイだろ。これまでオレが行ってきたレストランの中でも最高値を更新だ。
しかしながら、手の届く価格のメニューもいくつかある。その中から、オレは150kes(約160円)のインド料理『サモサ』をオーダー。ちなみにサモサってのは、“揚げコロッケ” みたいな食べ物のこと。
あわせて、ウエイターに落ち着きながら「あまり辛くしないでください」とリクエストまでしてみた。こういう時は、堂々とした態度が重要だ。
んで、やがてやってきたサモサが……
こちら。
すごいショボいけど、最も安い料理なのだから仕方ない。最高級店の最安値の料理がコレである。気になるお味は……
さすがに美味いね。文句なし。辛さも調整しているっぽくて、食後にお腹を壊すことも皆無だった。食べてよかった。経験として、いちおう「シナモン ザ・フレーバーオブインディア」を楽しんだことにもなるからね。
ちなみにこの店、お水だけでも100kes(約107円)かかるから要注意。オレはペットボトルのお水を持参で利用したけど、とくに注意はされなかったよ。次はどこの高級店に行こうかな。それでは、クワヘリ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 Cinnamon – The Flavor of India
住所 LNgong Rd, Nairobi, Kenya
営業時間 11:00~21:30
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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