ジャンボ〜! アフリカはケニアの首都ナイロビでタクシー運転手をやりながら、ポテトジャーナリストもしているチャオスです。

ということで久々に行ってきたよ、ポテト屋さんに! お店の名前は『シェフチキン(chef chicken)』。どんな出会いがあるのだろうと、ワクワクしながら入店すると──

誰もいない。


オレは「ごめんくださ〜い!」「誰かいますか〜!」と大声で呼びかけたが、誰も来ない。もしかしてお休み……? いや、店は開いているし……と思ったその時!

店員が来た!

単に、どこかに行ってただけだったみたい。とりあえずはホッとした。



まずオレが彼に聞きたかったのは、お店の名前の由来である。一体なぜ『シェフチキン』なのか? 尋ねてみると、彼はこう教えてくれた。


「この店のオーナーの父親は、その昔、シェフ(料理長)だったそうだ。そして息子であるオーナーの彼がチキンの店を作る時、お父さんのことを思い出すために “シェフ” の名前を入れたそうだ」


……なんていい話なんだ。この店のオーナーさん、お父さん思いのナイスガイじゃないか。オレは感動のあまり泣きそうになった。きっとポテトにも情熱が入っていることだろう。

ということでポテトとコカコーラを注文。ちなみにポテトは100kes(約100円)、コーラは1瓶40kes(40円)だった。


そうこうしているうちにポテトがやってきた! ……のだが、トマトケチャップが見当たらない。なのでオレは店員さんに「トマトはないのかい?」と尋ねてみた。すると……


無料じゃない。5kes(5円)だよ


なんと! トマトケチャップで金をとるポテト屋さんは前代未聞! ていうかセコい! ふつうは無料だろ……と泣きたくなったが、

しっかりとパケられている良質なトマトケチャップなら致し方ないとも思ったり。くそ〜っ、わかった。5kes払うからトマトケチャップもちょうだい。

なお、トマトケチャップは5kesだったが、ボトルに入ったチリソースと、塩と爪楊枝は無料だった。



んで、いざ食べてみると──


イマイチだな……。

なんというか、まずイモが新鮮ではない。さらにポテトの中には「味の良くない粒子(←いつもの「黒い斑点」のこと?)」がいくつも入っていた。

食べ終えたあと、ガスがたまったり、腹を壊すようなことはなかったので安全的には大丈夫だったが、うまくはないので、これまた泣きそうになった。

3回泣けるポテト屋、興味がある人はレッツ検索。クワヘリ。


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

リクエストボックスに質問などを送ってもらえるとチャオス喜びます。よろしくお願いします!