みんな元気セヨ! 今韓国ではクロッフルブームが一通り終わり、様々なスイーツたちが次のスイーツ界の玉座を狙ってる、まさにスイーツ戦国時代だ。
その中で話題になっているスイーツがある。韓国だけでなく、日本や世界各地に数々のフードチェーンを経営しているCEO、ペク・ジョンウォンがテレビ番組で『天上の味』と表現したトルコ発の「カイマク」だ。聞き馴染みのない名前だが、食べに行ってみた。
・中東アジアスイーツ専門店
今回訪ねたお店は「Mohssen`s Sweets」。トルコをはじめとした中東アジアスイーツの専門店でソウルを中心に店舗を増やしている。今流行りのカイマクと、クナーファというまた聞き馴染みのない名前のスイーツや、中東アジア風のドリンクを販売している。
目当てであるカイマクの説明を簡単にしておくと、カイマクとは牛乳で作るクリーム(生クリームとはまた違うらしい)で、ハチミツと合わせて熱々のパンでいただくものだそう。
牛乳だけで作れるものだが、相当手間がかかるしロスも多いらしい。生クリームとバターの良さだけを合わせた絶品と言われているが、実物はどんなものなのだろうか。
・天上の味?
なんか最近のスイーツたちと比べると素朴な見た目してるな、君
最近のスイーツってどれも見た目からかわいい、派手であることが多いが、こちらは素朴な見た目。トルコではスイーツとしてではなく、朝食で食べることが多いらしい。そう考えると納得のいく見た目だ。ちなみにお値段は9000ウォン(900円程度)だった。やっぱ手間とロスのためか、高めのお値段。
食べ方の説明がこちら。パンを一口サイズにちぎって、カイマクとハチミツをたっぷり塗って食べるとのこと。
それでは……いただきます……!
思ってたのと違う質感……! なんか重い……!
うん、うまい! だけど……。
天上の味かな……?
味は聞いてた通り生クリームとバターを合わせた感じで、そこにハチミツを加えることで練乳っぽい味もした。新感覚のスイーツってことは間違いないし、もちろんうまいが……天上の味というまでの感動はなかった。
もちろんペク・ジョンウォンが食べていたカイマクはトルコ本場のものだったので、品質に違いはあるかもしれない。しかも本場のカイマクは水牛の牛乳で作るらしく、韓国で手に入れられないはずなのでその差はかなりあるはずだ。
・クナーファにも挑戦
今回の目当てではなかったが、ついでに試してみた「クナーファ」。小麦粉の生地にチーズを挟み、上には細いペストリー生地のようなものを載せて焼いたものだそう。ピスタチオ粉とシロップで仕上げるそうだ。お値段は6000ウォン(600円くらい)。
正直見た目はチヂミにしか見えないけど、どうだろうか。
これもうまい! 外はサクサクで、中はチーズがいっぱい。スイーツってよりかはゴルゴンゾーラピザをハチミツにつけて食べるのと似たような味だった。
・だが何より印象的だったのは……。
カイマク、クナーファと、どれも初めて食べるものだったが、何よりも印象的だったものがある。それが……。
そう。ただの……。
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> カフェラテ <
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普通のカフェラテに見えるが、こちらはMohssen`sラテというメニュー。お値段は6000ウォン(600円程度)で、こちらも普通のラテよりは高い印象。お店の説明によると「中東の高級牛乳」を使ったカフェラテらしいが、これが人生で飲んだカフェラテの中で一番濃かった。
私(すんぴょんす)は日本生活の後半を北海道で過ごしていたので、牛乳などの乳製品などにはある程度舌が肥えてる状態だと思う。だが、北海道にいたときも味わったことのない濃さだった。正直、これくらい濃いと牛乳に生クリーム混ぜてるんじゃないか疑わしいレベルだった。
・未知の領域かと思ったら
今回食べてみたカイマク、初めて食べる味なのにも関わらず、知っている味が組み合わさってまた違う味になる不思議な感覚だった。韓国で食べたのもおいしかったが、トルコで食べるとさらにおいしいと思うし、欲を言うと北海道の牛乳を使ったらそれこそ天上の味になるかも。
まだ日本では出している店があまりないようなので、韓国に来られた際には試してみるのもいいかも。場所はお店のインスタを参考にしてくれ! それでは今回も読んでくれてカムサハムニダ!
参考リンク: Mohssen`s Sweets公式インスタ(韓国語)
執筆:すんぴょんす
Photo:RocketNews24.
▼夜訪ねたせいか、店の前に立っている中東風服装のマネキンが軽くホラーだった。
▼大流行のきっかけとなったペク・ジョンウォンがトルコでカイマクを食べる動画
▼他の韓国グルメは私のインスタよりどうぞ!