4大マスメディアの中で最も長い歴史を持つ新聞。オールドメディアと揶揄されたりもするが、ネット記者をやっていると、その影響力の大きさを垣間見る時がある。なんだかんだ言っても、新聞に載るって一大事だ。

と思いきや、Twitterのタイムラインに流れてきた新聞の切り抜きに見たことある顔が。これ、インディーズバンド「si,irene(シーアイリーン)」のギターボーカルの木下くんやないか

・北海道出身者に話を聞いた

インディーズバンドマンが新聞に載る時、それは事件を起こした時と相場は決まっている。木下くんは一体何をやらかしてしまったのか?

どうやら、掲載されているのは北海道新聞という新聞のようだが、私は道民ではないので、北海道新聞がどれくらいの規模なのかよく分からない。新聞って言っても色々あるからな。そこまでデカイ規模でなければ、木下くんが載ることもあるだろう。そこでまずは北海道出身のあひるねこ記者に北海道新聞について聞いてみた。


北海道出身・あひるねこさんの証言「北海道だと1番大きい新聞社だと思います。うちも『どうしん』でしたし、むしろ、どうしんしか知りません

・マズイ

マズイ。これは非常にマズイぞ。大麻か、乱交パーティーか、はたまた轢き逃げか。いずれにせよ、調査する必要があるだろう。そこで普段の彼に不審な点はなかったのかバンドメンバーに話を聞いてみた。


シーアイリーンメンバー中澤星児さんの証言「2019年にイギリスツアーをした後、仕事の関係で北海道に行ったんですが、楽しくやっているように見えました。バンド活動についても、北海道と東京という距離をあまり感じさせないくらいよく会ってましたね。

不審な点ですか? うーん、どうだろ? 思い当たる点は特にないですね。そんなことするヤツじゃなかったんですけど……」

──と言葉を濁すバンドメンバー。本当に不審な点はなかったのか? いや、むしろ、不審な点しかないインディーズバンドマンの中にあって、そういう点がなかったことが逆に何かのサインだったのかもしれない

・本人にコンタクト

いずにせよ、行き詰まる調査。結局、木下くんは何をやらかしたのか。迷宮入りかと思ったその時、なんと木下くん本人から連絡が! 無事やったんかワレ!! と、同時に送られてくる北海道新聞の誌面。そこに書かれていたのは以下の内容だった。


米国のバンドと来月ライブ 木下瑛博(38)=比布町
インディーズバンド「シーアイリーン」でギターとボーカルを務める。ツアーで来日する米国のロックバンド「リンゴ・デススター」を旭川に招き、11月12日にライブハウス・モスキート(3の9)で共演する。国内盤CD発売の際、歌詞の翻訳に携わった縁で企画が実現した。(中略)「初めて曲を聞いても感じるものはあるはず。めったにない機会なので音楽好きはぜひ」」(北海道新聞より引用)


──普通にバンド活動で取り上げられていた……! スゲェェェエエエ!!

この記事は本日10月27日の北海道新聞朝刊の旭川版14面に掲載されたものとのこと。旭川の読者さんで、北海道新聞を取っている方がいらっしゃいましたら今朝の新聞の14面を見ていただければ幸いだ。

というわけで、シーアイリーンのバンドメンバーである私(中澤)も来月北海道に行きます。2022年11月12日は旭川モスキート、11月13日に札幌Bessie Hallでライブの予定なのでこの記事を読んだ方はお声がけいただけると嬉しいです。


参考リンク:北海道新聞
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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