ピーンチ! 私(佐藤)がひそかに続けている「人生で初めて」シリーズでピンチに遭遇した!! 関西を中心に全国で店舗を展開する「和食さと」に訪問して、食べ放題の「さと式焼肉」を注文してみたところ……

想像を越える内容に一瞬パニックに陥りそうになった! まさか焼肉食べ放題でピンチを迎えることになるとは、まったく考えていなかったよ!! 和食さとはすげええええええ!

・本当は人生2度目

正直にいうと、「人生初」ではなく「人生2度目」のさと訪問だ。あれは今から20年前、20代の終わりに、滋賀県に住むバンドの知人がウッドベースをくれるというので、郷里島根から車で取りに伺った。

その時、友人宅のある大阪に立ち寄って、晩飯をさとで食ったんだっけな。もう20年経ったからノーカウント! ってことで、「ほぼ人生初」とさせて頂こう。

で! 訪ねたのは、東京・中野の堀越学園前店だ。2階の入り口の階段を上ると途中に「さと式焼肉」のポスターを発見。


何がさと式なのかよくわからんが、これを頼むとしよう。


さとは食べ放題がメインの店だと認識している。だから、お昼は空いてるんじゃないの? と思ったら、あいにく満席で3人待ちの状態だった。

たしか食べ放題はそんなに安くなかったはず。豚のしゃぶしゃぶのスタンダードコースが税別1990円だから、ランチにしては高いはずなんだけどなあ……。と思ったら、ランチはもっと安いものがあった。おかずが選べる「さと御膳」は税別899円


日替わり定食は税別699円で、昼得天丼は税別600円だ。なるほど、みんなこれを食べに来てるんだね。


・これがさと式焼肉!?

「さと式焼肉」プレミアム食べ放題は税別3490円である。お昼にしてはぜい沢が過ぎるのだが、さあ見せてもらおうか、その実力とやらを……


スターターキットとしてテーブルに出てきたのは、コレだ! 肉・野菜・取り皿・調味料。そこまではわかる。コンロの上に乗っているコレは!?


え? まさかジンギスカン鍋? 牛・豚・鶏の食べ放題だよね? 羊肉はなかったと思うんだけどなあ。なぜ鉄板じゃないの?


肉は牛ロース・牛カルビ・豚ロース・トントロの4種。これが “始まりの肉” である。


それと野菜もついているんだけど、これは焼き野菜ではないよね? 水菜も焼くのかな? チリチリになっちゃうよ。


さて、どうしてこうなっているのかというと……。


焼肉と鍋を同時に楽しめるからだ! これがさと式じゃーーーい!!


中央の鉄板が焼肉ゾーン。そのまわりを囲う溝には出汁を注いで鍋ゾーンとして活用する。つまり焼肉と鍋の同時プレイだ!


さあ、大変だ! もう細かく説明している暇はない。なぜなら、肉を焼きながら野菜をぶち込んで鍋しなければならない。焼きながら食う! 鍋しながら食う! そしてまた肉を焼き、野菜をぶち込んで、食う! 食う! 食う!


取り皿がすぐにいっぱいになっちまう! 早く食わねば。そして焼かねば!


ダメだ、食うスピードが全然追いつかねえ! まだ始まったばっかりなのに、一向に肉を消費できないじゃないか。


そうしている間に、追加注文した品々が来てしまった! 寿司! 焼き鳥! 鱧天そば! なんだこのテーブルの状況は!?


まるで貧乏を脱して、金に糸目をつけずに食う晩飯みたいじゃないか! 寿司と焼肉を同時に食うなんて、ここはパラダイスか! 酒も飲んでないのに、なんだか気持ちよくなって来やがったぞ!

祭りじゃ~~い! 酒池肉林のお祭りじゃ~~! 神輿を担ぐぞ、ワッショイワッショイ!


寿司はGO羽鳥のいうところの「ハイエース」気味かな? やけに形の良いシャリにサーフボードのようなネタが乗っている。

一方の焼鳥はめっちゃ美味かった! 身がふっくらと焼き上がっていて、これだけ持ち帰りたいくらいの美味しさだったぞ。


それからそばもかなり侮れない。美味しさでいえば、専門店の富士そばや小諸そばと対等か、やや上回っているといっても良いかも。お昼の定番だから力を入れているのかもね。


最後は食べ放題に含まれているソフトクリームで締めた。食べ損ねたメニューはかなりある。天ぷらも食べ放題だったんだけど、残す可能性が否めずに注文できなかった。おそらくメニューの半分も食えてない、肉のおかわりもできなかったなあ。


和食さとは凄まじい! 何なんだよ、あのさと式は。きっとさと式は1人で頼むべきじゃないんだろうな。だから皆さんもご家族やご友人と一緒に行って、メニューを攻略してくれ。私のようにパニックになるなよ! なお、さと式焼肉は提供店舗が限られているので、あらかじめ公式ページ等で確認してほしい。


・今回訪問した店舗の情報

店名 和食さと 堀越学園前店
住所 東京都中野区中野1-32-3
時間 11:00~翌1:00(L.O.0:30)
定休日 なし

参考リンク:和食さと
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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