温度上昇を防ぐための車用サンシェード、ちゃんと使っている人ってどれくらいいるんだろう。

人のためにも車のためにも使うべきということは重々承知しているが、正直めちゃくちゃめんどくさい。大きいから置き場所に困るし、乗り降りの度にジャバラを開いて吸盤でくっつけて……だなんて、時間ないとやってられないよね。

だが、これほど暑いと車内は常にサウナ状態。さすがにサンシェードを導入しなきゃとなるべく取り付け簡単なものを探していたのだが、発想が天才すぎる商品にたどり着いたぞ。


・車用傘型サンシェード(税込2680円)

それがAmazonで売ってた車用傘型サンシェード! 一見、普通の折り畳み傘にしか見えないが、開いてみると……


10本骨の四角いサンシェードに! 裏面は黒地だが、表面はよくある銀地になっている。

ジャバラみたいなサンシェードだと、窓の4隅を吸盤で止めたりサンバイザーで挟んだりする必要があるが、この傘型サンシェードならボタンを押しながら広げるだけ! 普通の折り畳み傘と同じ要領で使えるのだ。


実際に車で試してみよう。展開したいところまで傘先を突っ込んで広げると、



めちゃくちゃ速い!!


もっと手こずるかと思いきやスムーズに展開された。これなら5秒あれば余裕で取り付けられるだろう。ジャバラのサンシェードだとどうしても数十秒かかるから、地味に時間の短縮になりそうだ。余裕が無い時だとこの差が結構デカかったりするよね。

汎用型のためしっかり自立してくれるか不安だったが、上部がルームミラーを挟む形状になっているためうまく固定された。ピッタリと隙間を埋めてくれる訳では無いが、遮光という役割は十分に果たしてくれそう。


・傘型サンシェードはめんどくさがりの救世主となり得るのか

5秒で設置でき、使わない時は小さく畳んでしまえる傘型サンシェード。見つけた時は「これだ!」って思ったし、実際に使ってみて楽チンだということもよく分かった。

ただ、めんどくさがりな人、ズボラな人に全力でおすすめ出来るかというと素直に肯定はできない。なぜなら……



絶対こうなるから


傘型サンシェードに魅力を感じるズボラ民って、折り畳み傘さえ畳むのめんどくさがるタイプが多いと思うんだよね。「使わない時は畳んでドアポケットに入れとこう」だなんて思いながら購入すると、1度も収納ケースに入れないまま使用するハメになりそう。

畳む難易度が折り畳み傘より高いこともあり、私の車内では助手席に裸で放置するのが定位置となってしまっている。傘型サンシェードがケースにしまわれることは恐らくこれからもないだろうな……。サッと設置してスッと助手席に戻す、見た目は悪かろうがこの使い方がめんどくさがりの性に合っていると思う。

そう考えると、「収納にこだわらないズボラ民」や「とにかく素早く設置したい」という人にはまたとないアイテムと言えるかもしれない。サンシェードを傘型にするって発想は本当にスゴイと思うし、毎年ちょっとずつバージョンも変わっているみたいなので、今後のさらなる改良に期待していきたい。


参考リンク:Amazon「車用サンシェード傘型
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.

▼このスマートな姿を見たのは写真を撮った時が最初で最後でした……。今回購入した商品は3種類のサイズ展開。フロントサイズが約110×45のハスラーに乗っているので125×65のサイズを使用。

▼骨組みが細いので耐久性はあまり期待出来無さそう。適当に使いすぎて既に1本折れたが使用に支障はないです