ちょっと久々に松屋でビックリした──。これが松屋の新商品『ひつまぶし風うな丼お茶漬けセット』を食べ終えた後の率直な感想である。私、P.K.サンジュンの個人的な体感でいえば「ビビン丼」「ごろチキ」に次ぐ衝撃度であった。

特にヤバいのは別売りもされている「お茶漬けセット」だ。これはもしかしたら松屋の……いや、全ての牛丼チェーン店に革命をもたらす画期的な商品になるかもしれない。ズバリ、お茶漬けセットは必食である!

・うなぎ自体もウマシ

序盤からこんなことを申し上げるのも気が引けるが、当初は松屋の『ひつまぶし風うな丼お茶漬けセット』に大きな期待はしていなかった。理由は “牛丼屋のうなぎ” に懐疑的な気持ちがあるからで「それなりなんでしょ?」と、やや甘く見ていたことを告白しておく。

……が、松屋のうなぎは全然悪くなかった……というか、かなりレベルが高かった。個体差はあるにせよ、私のところにきた うなぎはバッチリ肉厚! 少なくとも「薄い」とか「硬い」なんてこと最後まで感じなかった。

「ほぇ~、松屋のうなぎ結構ウマいやん」なんて感心していたところに、トドメの「お茶漬けセット」である。真面目な話、これが馬鹿ウマ! 普通に「ご飯を大盛りにすればよかった」と後悔するくらいのウマさであった。

・単品でも注文可能

簡単に説明すると松屋の『ひつまぶし風うな丼お茶漬けセット(980円)』は、うな丼と「お茶漬けセット」の組み合わせ。お茶漬けセットは単品でも販売されており、その場合の価格は130円だ。

お茶漬けセットは「薬味 + お出汁」の構成で、温かい出汁冷たい出汁の2種類が用意されている。今回は夏らしく冷たい出汁を注文した。

お出汁は基本的にいつ使ってもOKだが、せっかくなら「うな丼」をしっかり味わってから、〆のタイミングで利用されるといいだろう。まずは本物の “ひつまぶしスタイル” がオススメだ。


半分ほど食べたうな丼に……


ねぎと海苔をのせる。


あとはお出汁をかければ完成である!


絶対に忘れちゃならないのが、密かに盛り付けられているワサビ。ちょちょっとお出汁に溶いてから豪快にすすると……


激ウマァァァアアアア!!!


・ギャップがすごい!

先述のように、満足度高めの うな丼を直前まで食べているため、口は “うな丼モード” になっている。そこへ突然流れ込んでくる、冷たいお出汁とワサビのインパクト。このギャップがとんでもない! 特にわざびの風味は鮮烈かつセンセーショナルですらある。

うな丼自体はそれなりにお値段が張るため『ひつまぶし風うな丼お茶漬けセット』自体が爆売れするかはわかならい。……が「お茶漬けセット」は牛丼でも応用が利くため、1度体験したら病みつきになる可能性は十分にあるのではなかろうか?

それは松屋に限らず「牛丼屋でお茶漬け」という新たな価値観の誕生に他ならない。それくらい「お茶漬けセット」はガチで優秀! 100年後「牛丼屋にお茶漬けセットが無かった時代なんてあったの?」と言われる可能性すら感じた次第だ。

うな丼は確かに値段が張る。今回注文したダブルサイズは1580円であった。……が、牛丼でいいから騙されたと思って1度「お茶漬けセット」を試してみて欲しい。本当にウマいから! 革命的だから!! なお、その際は「ご飯大盛り」を強く推奨する。

参考リンク:松屋公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.