「ケバブ」は日本でも馴染みの深い外国料理の1つ。在日トルコ人の多い六本木や秋葉原などで、テイクアウト専門店を多く見かける。ピタパンにそぎ落とした牛や鶏の肉を挟んだものが一般的だ。そんなケバブは日本で独自の進化を遂げており、白ご飯と合わせたケバブ丼などが販売している。

新宿・大久保駅近くのお店には「ポテト丼」というメニューも存在する。ポテト? ご飯と肉にポテトを合わせたものかな? 気になったので、買ってみたら良い意味で写真と全然違ったじゃないか!

・ケバブ屋のポテト丼

そのお店は、JR大久保駅から徒歩1分のところにあるテイクアウトの屋台「サライケバブ」の大久保駅前店である。サライケバブは都内を中心に14店舗を展開するトルコ料理のチェーンだ。


メニューを見ると、パンに挟んだ定番のドネルケバブのほかに、弁当やのり巻きまである。日本人向けにアレンジされた進化系ケバブといっても良いかもしれない。


ケバブのり巻きって美味しいのかな? 酢飯と合わせてるのだろうか? 気になったけど、ケバブ丼の下にあった「ポテト丼」(Mサイズ税込1050円 Lサイズ税込1200円)が目に入ってしまった。


「普通のケバブじゃ足りない そんなケバブマニア」


……と意味ありげな一文が添えられている。つまりケバブ上級者向けのメニューってことなのだろう。きっと肉の下にご飯がいるに違いない。これを買って買えるとしよう。肉は牛・鶏・牛と鶏のミックスから選べて、ソースは甘口・中辛・辛口・激辛・ヨーグルト・トマト&ヨーグルトの6種からチョイスできる。私は牛肉を甘口でお願いした。


受け取るときに、お店の人が「シャチョー(社長)、大盛りサービスしといたから」と言った。大人の男性は「社長」で、若者は「アニキ」。そんな風に親しみをもって呼んでいる様子だった。


・間違えた?

こちらが商品。缶のお茶もサービスでつけてくれたものである。何かと気前がいい。


では、ポテト丼を頂きますか……


あれ? これポテト丼だよね? なんか写真と違わない?


メニューの写真と見比べるとだいぶ違うよね。あら~、伝え方が悪かったかなあ。もしかして、メニューの上にあったケバブ丼と間違われちゃったかもなあ~……。


大盛りサービスって言ってたけど、ホントに肉が多いよな。丼が肉で埋め尽くされているといっても過言ではない。


久々に食うドネルケバブは美味いね。とくに今日みたいな真夏日には、これを食うと元気出る。スタミナ補給にケバブは最適だよな。


あ、もしや……。肉の下にポテトがいるの?


いた! ポテトいたぞ!! ここにいるぞ~! 大盛り肉の真下にポテトがいました。間違ってなかった、これはポテト丼だったのだ


肉を全部取り除くと、下は全部ポテトだった~!

写真と全然違うじゃねえか!!



肉の下敷きになっているとは……。とにかくポテトが入っててよかった。ってことは、このポテトの下にご飯がいるの?


肉をかき分けポテトをかき分けたその先には……。


何もなかった……。「丼」と聞くとご飯が入っていると思ってしまうんだけど、そうじゃなかったのね。でも満足! 肉もポテトも大量なので大満足です! 良い意味で裏切られるポテト丼、ケバブ上級者の皆さんはお試しください。

・今回訪問した店舗の情報

店名 サライケバブ 大久保駅前店
住所 東京都新宿区百人町 2-23-1 1F
時間 11:00~24:00

参考リンク:サライケバブ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24