100円ショップでも「シャボン玉マシーン」は色々売っているが、Amazonで検索すると……なんと4000件以上の商品がヒットする。今回購入したのは “ブタカメラ型のマシーン” で、シャッターボタンを押すと、音楽と共に大量のシャボン玉が噴射されるという。
それで価格は送料込み880円。しかしカスタマー評価は1(最低)で、レビューには「泡が出ない」「どこかの国の民謡みたいな音楽が大音量で流れる」「孫ががっかり」などと酷評されていた。もはやシャボン玉より「民謡みたいな音楽」が気になる。どうだったのかと言うと……
・ブタのバブルカメラ
商品名は「バブルカメラ ブタ ピンク シャボン玉マシーン 電動 しゃぼん玉 製造機 音 子供」。注文の2日後に届いた。さっそく封筒から中身を取り出すと……
とても新品とは思えない古びた箱が現れた。
倉庫で5年以上寝かせたようなヴィンテージ具合。どうやら眠っていたブタを目覚めさせてしまったようだ……おし、満を持して「バブルカメラ ブタ ピンク」を取り出そうではないか。
箱に入っていたのは、ピンクのブタカメラ、シャボン玉液、ストラップなど。説明書はなし。商品説明に「輸入品のため基本的に日本語説明書は付属しません」と書いてあった。もしかすると例外的に説明書が入っている場合もあるのかもしれない。
さっそく本体裏面のフタを開けて
シャボン玉液をセットし、
単3電池を3本入れて、
ついでにストラップも付ける。
以上で準備は完了だ。
さあ、あとはシャッターボタンを押せば
…………
……!!!!
ランララランランランランラン〜♪
──今、何が起こったのかと言うと、ブタの鼻が光ったと思ったらシャボン玉がほんの少しだけ飛び出し、中国版マイムマイムのようなダンスミュージックが大音量でスタートしたのである。シャボン玉が全然出ないのは一旦置いといて……
こ、この曲は……!
Amazon最低評価のモグラたたき「南国赤ちゃんの幸せなモグラたたき クレイジーハムスター」と同じである。中国ではお馴染みの音楽なのだろうか。フィンランド民謡という声も。気になったので音楽認識アプリ「Shazam(シャザム)」で確認してみると……
ランララランランランランラン〜♪
…………
……!!!!
シャザムによると、Mirita Montenegroさんの『Otonomia』という曲らしい。iTunesでは「ラテン」のカテゴリーに入るそうだ……中国版マイムマイムではなかった。なお、フィンランド民謡も同じメロディだったので、とにかく踊り出したくなるミュージックってことだろう。
んで肝心のシャボン玉は、最初こそ出が悪かったものの、ブタが徐々にコツをつかんだのか……だんだん勢いが増してきたもよう。なお「のぞき穴」はないので、カメラのように構えても扱いづらいだけ。デザインが気に入ったなら買ってもいいかもしれない。
ただ、シャボン玉マシーンとしての性能は100均商品の方が高いと思う。ラテンミュージックを求めている方、泡を浴びながら踊りたい方はどうぞ。
参考リンク:Amazon「バブルカメラ ブタ ピンク シャボン玉マシーン 電動」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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