まだ5月だというのに、まるで梅雨のような天気が続いている。とはいえ、どう転んでもこれからやってくるのは夏本番。つまり、薄手のインナーシャツが活躍する時期である。

ユニクロのエアリズムをはじめ、いろんなところで「着心地いいインナー」の姿を見かけるが、近年はコンビニにも置いてあるから便利な世の中になった。中でもファミマは結構なスペースを割いているから、気合をかなり入れていると見た!

・ファミマのインナーについて

で、どんなものかと試しに購入。エアリズムと比較してみたのが今回の話である。ファミマのインナーTシャツの値段は1089円とそう高くないもののエアリズムは990円。そう考えたら、コンビニという身近な存在で簡単に手に入る点が値段に関係しているのかもしれない。

では着心地はどうなのだろう。素材を確認すると「ポリエステル73%、キュプラ20%、ポリウレタン7%」で構成されていた。ちなみにキュプラとは、コートやスーツを着る時のツルツルした裏地に使用されている素材。イメージとしては心地良さそうである。

一方、比較対象のエアリズムは「ポリエステル88%、ポリウレタン12%」。大きな違いとしてはポリエステルとポリウレタンの比率、そしてキュプラが入っているかどうかといったところだった。


・エアリズムを着た感想

まずは多くの人が慣れ親しんでいると思われるエアリズムを着てみる。ゆったりとしていて、一言で表すなら安定。中でも肌になじむようなトゥルンとした肌触りが最高。これが……これがあるから……

いつしか私は下着までエアリズムを着用するようになったのだ。今じゃ年中無休でエアリズム。夏場は寝間着でも毎日使っているし、もはやこれがないと暑さを乗り切れない体になってしまった。

そして通気性や速乾性、どれをとっても夏との相性が間違いないから鬼に金棒。それに加え、値段も安いとなればそりゃみんな買うワケである。もはや王道中の王道のインナーでやっぱりよい。


・ファミマのインナーはどう?

対するファミマのインナーはどうだ。同じ色(黒)を選んだこともあってパッと見だとエアリズムとの違いはほとんどないが、実際に着てみたら……

思っていた以上に違いはなかった。というのも、程よくゆったりしていて通気性も抜群。はじめにインナーの内側を触ったときこそザラッとした感覚がするも、着ていて違和感は特にないのだ。

着れば着るほどいいし、洗濯してもマッハで乾くしいつの間にか即戦力。結果として我がインナー軍で一軍入りをはたし、先発ローテーションまで勝ち取ったのだった。ファミマ、なかなかやりおる!!

意外にもエアリズムと大きな差がない結果となったファミマのインナーTシャツ。どこか外泊するときにシャツを忘れたなんてことがあってもファミマがあれば大丈夫だし、存在を覚えていたら何かと役に立ってくれそうである。これからの暑い時期、生活する上で参考になったら幸いだ。

参考リンク:東京都クリーニング生活衛生同業組合
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.