気象庁によると、暖かい空気に覆われやすいことから向こう3ヶ月の気温は北・東・⻄⽇本で⾼いそうな。今から暑くなる夏のことを考えたら不安しかないが、何とかバテることなく乗り切っていくしかあるまい。

そして夏に欠かせないアイテムといえば、ヒンヤリして通気性のいい肌着。私は年中「エアリズム」という名の聖衣(クロス)を体のどこかにまとっているユニクロ聖闘士(セイント)なのだが、イオンでちょっと……いや、かなり気になる商品を見つけた。

・イオンで見つけた肌着

理由は他でもない。イオンのファッションコーナーを何気なく歩いていると、エアリズムにそっくりなシャツが売っていたのだ! 見本を触ってみたらツルツル具合まで激似!!

これは2021年4月から展開されているトップバリュの「ピースフィット(春夏)」シリーズ。数ある種類の中でも「シルキーファクト(858円)」は吸放湿性、接触冷感、吸汗速乾に優れているそうで、まるでエアリズムっぽいスペックをしていた。しかも……

素材もそっくりときたから居ても立っても居られない。トップバリュの「ポリエステル90%、ポリウレタン10%」に対して、エアリズムは「ポリエステル88%、ポリウレタン12%」と大きな差はないからますます期待!


・トップバリュ「シルキーファクト」

はたして何がどう違うのか。気になったからには着比べてみるしかない。まずはトップバリュから着てみると……

見た目こそエアリズムと変わらないが、ユニクロ聖闘士の肌は敏感に違いを感じ取った。というのも、一言でいうなら少しばかり窮屈なのだ。

特に腕から胸にかけてはピチッとして、ゆったり着こなすというより肌に密着するような感覚がした。まぁ、ストレッチに優れているので着ていたら存在を忘れてしまうときもあるが、思い出した頃にピチッの波がやってくる。それだけに好き嫌いが分かれそう。


そうなってくると私はエアリズム一択……と言いたいところだが、後ろ髪を引かれたのが……


なんと男臭(男性の汗に多く含まれる分泌物が分解されて発生する臭気)をおさえてくれるという技を持っていることである。もうアラフォーのオッサンだし、こういう機能はありがたいし気をつけたい。


・ユニクロ「エアリズム」

さて、続いてはエアリズム(990円)を改めて着てみよう。腕と首を通したらサラッとした着心地が気持ちよくて「これぞエアリズム」を実感する。そして気づいたシルキーファクトとの大きな違いはゆったりとしている点である。

全体が締めつけられることなく、まるで……まるで体とエアリズムが一体化しているかのよう。ポリエステルとポリウレタンの2%がどう影響しているのか分からないが、それにしても着心地が変わってくるのは不思議だ。触った感触は一緒なんだけどなぁ。

チェスト(胸)のサイズが同じなのに違いが生まれたのは、編む密度とかによるものなのだろうか。個人的にはシルキーファクトにジェネリックエアリズム的な雰囲気を期待していたが、似ているようで違いはあるという結果になった。

とはいえ、シルキーファクトも普通に着る分では問題ない。ピチッとするのが嫌な人なら気持ち大きいサイズを、全然気にしないどころかむしろ好きなら値段も安いし買いだと言える。

参考リンク:気象庁PR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.