ここ最近は「春の福袋」を販売するメーカーが増えたように思うが、今回取り上げる福袋はそのようなものではない。春とか正月とかに関係なく、ここ最近ずっと置いてあるのを私は確認している。
福袋の一般常識に照らせば、売りどきを無視しているし、季節感を無視していると言える。ただそれだけに中身が気になったので買ってみたところ……当サイトの福袋企画史上最高クラスの物量に圧倒されてしまった。
その福袋を見かけたお店は、秋葉原の駿河屋本館。ゲームやフィギュア、トレカなどを扱うお店で、とにかく品揃えがハンパない。私は何度か足を運んだことがあり、そのたびに1Fレジ横の福袋が気になっていた。
よく見ると、袋には作品の名前が書かれており、好きなものが買えるようにはなっているのだが……2000円で30個だと!? 多すぎないか?
ちなみに、店員さんに確認したところ「これ系の福袋は前から置いてまして、無くなったら補充します」とのこと。そして、昨年に補充された福袋なのか、あるいは最近補充されたものなのかは店員さんでもよく分からないらしい。
色々と謎が多い。だが、ある意味でもっとも福袋らしい福袋と言える。よし、買ってみよう。
というわけで、「呪術廻戦」と書かれた福袋(2000円)をチョイス。店員さんから「返品できませんが」と念を押されたが もちろんOK。開封してみたところ……
量、多っ!
その圧倒的な物量は、執筆者である私の心の中にあった「1つ1つを細かくリストに書き出していこう」という気持ちを叩き潰すに十分であった。
よって、以下では内容物の画像と擬音を中心にお伝えしたい。なお、擬音は私の興奮を表しているものと考えていただければ幸いだ。
デン!
デン!
デーン!
デーーン!
デ、デ、デーン!
デ、デ、デ、デーン!
デーーーーーン!!
デェェェェェン!!
デェェェェェェエエエエエエエエン!!
擬音ばかりで大変恐縮だが、缶バッジだけで11個というのは私自身経験がない。なお、目玉とも言える扇子&扇子置きは雑誌(BAILA)の付録のようだ。
・まとめにくい
まぁ結局のところ、この福袋がどれだけ得なのかという点に関しては一概には言えない。その人の好みによるだろうし、そもそもどの福袋も同じ内容ではない。
よって「○円お得」的なことは言えないのだが、1つ言えるのは2000円でこれだけの物量が入っている福袋は滅多にないということ。
バラエティ豊富すぎると言うか、率直に言えばゴチャゴチャしている。ただ、福袋は「それがどうした?」とでも言わんばかりの雰囲気で売られていた。雑多極まりないのに、シーズンを無視しているのに、違和感は皆無。
──と考えれば、これは秋葉原を象徴する福袋だったと言える……のかもしれない。
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼画像だけでは分かりにくいグッスもあると思うので、簡単に説明しておこう。こちらはクリアファイルで……
▼ミニ下敷き
▼ネームプレート
▼コースター
▼アクリルスタンド
▼ミニフィギュア
▼キーホルダーの山
▼缶バッジの山
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