スーツをお店に持ち込んで、店員さんに「実は15キロ以上痩せまして」と告げると聞き返された。「え? 15キロ以上もですか?」


その規模でのサイズ直しだと? そこまで体型変わったら普通新しいスーツ買うやろ!


……という言葉にならない声が聞こえるかのようだった。しかし私はそれでもサイズ直しをお願いすることに。すると、見積もり金額を見てビビることになったので報告したい。

手っ取り早く発表してしまおう。スーツ一式(ジャケット・ベスト・スラックス)のお直し費用が一体いくらだったかというと……



税込2万9480円!


新品のスーツが買える値段である。サイズ直しと考えたらエグい金額……と言えるかもしれないが、それだけ直す箇所がありまくりだったようだ。指示書を見たら、店員さんから職人さんへの指示がビッシリ!

 

また、店員さんが「直すこと自体はなんとか可能ですが、形が崩れてしまいます」と言うところを無理にお願いしたので、15キロ以上痩せたら新しく買うのが正解なのかもしれない。

じゃあなぜサイズ直ししたのかといえば、オーダーメイドで作ってもらった “いいヤツ” だからである。こちらとしてはサイズが合わないからといって簡単に捨てるわけにはいかないし、多少形が崩れると言われても諦めるわけにはいかない。


・直してもらったスーツを着てみた

さて、ではスーツの仕上がりがどうなっていたのかというと……

大満足。さすがプロ。ただし、スーツを受け取るときに「これが限界でして、もし今よりも痩せられたら直すのは難しいです」と店員さんから告げられたので、15キロ以上(正確にはスーツ購入時から現時点で17キロ)の減量がスーツのサイズ直し的には限界なのかもしれない。

まぁこのあたりはスーツの種類等にもよるのだろうが、店員さん的にギリギリだったことは間違いない。私の財政的にもギリギリだったので、ギリギリとギリギリがせめぎ合ったことで生まれたと言えるだろう。よって、私はこのスーツを「KAT-TUNスーツ」と名付けている。


ちなみに、なぜそれだけ痩せたのかについては以前の記事「たまに大食いしながら1年近くダイエットを続けてたら…とんでもないことになった」をご確認いただきたい。

記事でも書いたように、痩せた状態で過ごす日常は最高なのだが、ここでお金が発生したことだけが唯一の残念ポイントだろうか。まぁでも、「KAT-TUNスーツ」が手に入ったのだから良しとしたい。

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.


▼スーツではないが、ダイエット後に昔の短パンを穿いたらこんな感じだった