みなさんは「ブランド品」をいくつお持ちだろうか? ここでいう “ブランド” とは、誰が聞いても納得するような超1流ブランドのこと。ヴィトン・シャネル・プラダ・グッチ……など “世界的ファッションブランド” のことを指す。

若かりし頃はいくつかのブランド品を愛用していたものの、現段階で私、P.K.サンジュンが所持しているブランド品はおそらく0個。そんな私でも買えるブランド品がきっとあるハズ……! というわけで始まったのが、新企画『超1流ブランドで最安値の商品を買う』である。

・正直、ビビってる

強がっているワケではないのだが、私自身はさしてブランド品に興味が無い。洋服は基本的にユニクロで十分、バッグもパソコンが入るリュックサックが1つあればOKだ。ブランド品を買うくらいなら、そのお金で海外旅行にでも行きたい派である。

ただ逆の言い方をすると、今日を生きるのに精いっぱいの小市民ゆえ「ブランド品に興味を持つ余裕が無い」とも言える。ブランド品に無関心というよりは「ビビッてどう手を出せばいいのかわからない」という側面もあるのだろう。

ただし「超1流ブランドの1番安い商品」には純粋に興味がある。いくら超1流ブランドとはいえ、最安値の商品なら私でもギリ手が届く……ハズ。「リクエストBOX」に元ネタを送ってくれた方、どうもありがとうございます! 精いっぱい超1流ブランドで最安値の商品を探します!!

・最高級ブランド、ルイ・ヴィトン

で、記念すべき第1回には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が登場だ。フランス発祥のルイ・ヴィトンは「モノグラム」や「エピ」などで知られる超1流ブランド。そいうや昔、エピの財布を使ってたなぁ。

それはどうでもイイとして、調査によるとルイ・ヴィトンは、1854年にフランスのスーツケース職人「ルイ・ヴィトンさん」が立ち上げたブランドとのこと。ただしヴィトンが評価されるようになったのは、ルイさんがお亡くなりになってからだと、Wikipediaに書いてあった。


さあ、現在進行形で絶大な人気を誇る「ルイ・ヴィトン」で1番安い商品は何なのか? その答えを確かめるべく、今回は「ルイ・ヴィトン 新宿店」まで直行した。

・恐る恐る入店…

白い手袋をしたドアマンに扉を開けてもらうことに恐縮し、膝を震わせつつ足を踏み入れた店内。「なぜスウェットで来てしまったのか?」と後悔したが、意外と本当のお金持ちは “スウェット de ヴィトン” もあり得るのかもしれない。とにかく堂々としていることが重要だ。

しばらくショーケースに並んだ商品を眺めていたが、やはりどれもお高いザマス。例えば「iPhoneカバー」は8万4700円、「スノーボード用ゴーグル」は15万4000円! 完全に家賃価格ではないか。

当初は自力で最安値の商品を探そうと思っていたが、全ての商品の値札をチラ見するのは怪しすぎる。そこで “微笑みの貴公子” っぽい男性店員さんにズバッと「1番高い商品と1番安い商品は何ですか?」と聞いてみることにした。

・1番安い商品が判明

店員さんによると1番高いのはやはり「宝石」だそうで、それを除くと80万円くらいのバッグがお高いらしい。また、勝手に最安値かと予想していた「ハンカチ」は「当店ではお取り扱いがございません」とのことである。

んで、なんやかんやあり、この日の「ルイ・ヴィトン 新宿店」でもっとも安かった商品はというと……


ノート(7370円)であった。


こちらのノート、正式な商品名は「レフィル カルネ リーニュ」といい、実にレフィルでカルネ、そしてリーニュな逸品だ。ノートとしての価値はさておき、価格的に7370円なら手が出ないこともない。というか “ヴィトンのノート” ってカッコいいじゃないか。

エレガントなカバーはもちろんのこと、紙の側面は金ピカ仕様で高級感がダダ漏れ。ノートの1枚1枚に刻まれた「LOUIS VUITTON」の文字が圧倒的なセレブ感を漂わせている。むしろ恐くて多くて何も書けねえ……! 落書きなんてもってのほか……!!

・価格以上の価値があるのかも

全てのノートを「レフィル カルネ リーニュ」で揃えることは無いにせよ “手が届くヴィトン” としては、大変ありがたい商品ではないだろうか? また、紙袋やメッセージカード、そして何より「ヴィトンの紙袋を持って街を歩く自分」に、価格と同等の価値があった……と思う。

というわけで、ルイ・ヴィトンで最もお安いのは「ノート」と判明した。ただし、種類によってはさらにお高いノートもあるし、逆に全店舗を探せばもっとお安い商品もあるかもしれない。あくまで「この日の新宿店で」とお考えいただければ幸いだ。

参照元:LOUIS VUITTONWikipedia
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.