誰もがちょっぴりは憧れる超1流ファッションブランド。これまでその超1流ブランド「ルイ・ヴィトン」「プラダ」「ティファニー」で、それぞれ最安値の商品を探してきたが、もしかしたら私、P.K.サンジュンは、ブランド品を甘く見ていたのかもしれない。

なぜなら今回調査した「グッチ(GUCCI)」は、最安値でも驚異の2万円オーバー! これまでの経験上「1万円あれば何とかなるかな?」なんて思っていたが、とんでもない。しかも2万4200円もした商品が、まさか “アレ” だったとは……!

・ブランド品でも価格帯が違う

若い頃はやや気取ってヴィトンの財布なんかを使っていたりしたものの、ここ10年ほどの私はブランド品とさっぱり縁が無い。だもんで、ブランド品はブランド品であり、ヴィトンもプラダもティファニーもグッチも同じような価格帯だと思い込んでいた。

だがしかし、一口に「超1流ファッションブランド」と言ってもその中で様々な価格帯があるようで、ブランド品に詳しい知人によれば「プラダとかは比較的リーズナブル」なんだとか。そうとは知らず、銀座のグッチに足を運んだところ、容赦のないブランドの洗礼を受けるハメになってしまった。

・グッチの歴史

さて、グッチは1921年にグッチオ・グッチ氏がイタリアで創業したファッションブランドである。その後は、お家騒動や暗殺事件(!)までがあり、現在はフランスのケリンググループが運営している……と、Wikipediaに書いてあった。

ちなみにグッチのお家騒動については、レディ・ガガ主演の映画『ハウス・オブ・グッチ』が奇しくも現在公開中だ。Wikiでざっと読んだだけなので何とも言えないが、グッチオ・グッチが草葉の陰で泣いてるぜ……?

・まさかのアレだった

で、冒頭でもお伝えした通り「1万円くらいあれば何とかなるっしょ」と余裕をぶっこいてグッチに入店したところ、結果的には何ともならなかった。店員さんはリーズナブルな商品として「トランプ」や「サイコロ」をオススメしてくれたが、トランプは3万越え、サイコロは4万円オーバーである。

これはヤバい……! シリーズ初の「何も買えなかったでござる」になりかけたが、アキレス腱が切れるほど背伸びした結果、なんとか最安値の商品に辿り着いた。それが……


「付箋(2万4200円)」だ。


付箋とは、メモをペタペタと貼る文房具の付箋のこと。2万越えの……付箋だと? 脳がバグりすぎてよく意味がわからなかったが「3万8000円のトランプ」や「4万900円のトランプ」を見た後だったので「意外と安いかも」と感じたことは正直に告白しておく。

冷静に考えると震えるほどお高い買い物だったことはさておき、いわゆる “GG柄” の付箋からは高級感がダダ漏れ。他のブランドが付箋を販売しているかは知らないが、暫定で「世界一高級な付箋」と申し上げていいのではないだろうか?

また当然ではあるものの、現在までに私は1枚もグッチの付箋を使っていない。というか、何を書けばいいんだよ……! 付箋なのにメチャメチャ気を遣うよ……!! この付箋を迷いなく使えるのは、それこそ叶姉妹クラスのセレブなのだろう。「ねぎ、ケチャップ」とか書けないわ。

というわけで、ブランド品の中でも価格差があることを思い知らされた今回の検証。先述の知人からは「グッチよりもシャネルとかエルメスの方が全然高いよ」と聞いたが、果たして? 心はいつも “Dead or Alive” ──。続報を待たれよ。

参考リンク:グッチ公式サイトWikipedia
執筆:P.K.サンジュン
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