サンタクロースはマジでいるのかもしれない──全格闘技ファンは、2021年のクリスマスを忘れないだろう。なんせいきなり届いたのだから、待ち焦がれていたクリスマスプレゼントが。本日12月24日、都内某所にて那須川天心と武尊選手の記者会見が行われたのだ!
会見直前に情報を入手した私は、当然、職場をスルーして会見場へ。いよいよ、いよいよ実現するのだろうか。電撃発表されたドリームマッチの全容とは……ってか、そもそも会場に入れてもらえるのだろうか。とにかく行ってきたので報告したい!
・マジでみんな待ってた
キックボクシング史上最高傑作・那須川天心選手はボクシング転向まで「残り2試合」と言われている。2022年4月をもってキックボクシングを卒業し、ボクシングへ転向することを発表していたのだ。そんなキックボクシング45戦無敗の神童の対戦相手として、これまでずっとファンが期待していたのが……
K-1史上初の3階級王者で、現スーパー・フェザー級王者の武尊選手。闘争本能むき出しのファイトスタイルで “ナチュラル・ボーン・クラッシャー” の異名を持つ武尊選手は、ピンチの場面でも笑いながらパンチを繰り出しまくる無敵のファイターである。
これまで何度かお互いに対戦を直訴したものの、団体の壁(いわゆる大人の事情)で対戦が実現しなかったのだが! ついに、マジでついに……というのが、本日までの流れであるッッ!!
・クリスマスの電撃会見
てことで、どうにか会見場に到着。無事に会場に入れたァァァアアアア! と思ったら……いきなり天心、武尊両選手と榊原信行RIZIN代表が登場!
そのまま流れるように会見はスタートした。おいおいマジかよ、まだ心の準備が全然できてねえよ。榊原代表は何を語るのだろうか……
榊原代表「ついにこの日が来ました。天心、武尊、この2人が6月に対戦することになりました」
いきなり発表キタァァァァァァアア!
6月! タイミング的に「2021年大晦日」だと思っていたが、ここまでずーっと両陣営、関係者等と調整を行い続けて “本日の発表” になったらしい。
んで、どうやら天心選手はキックボクシングの引退時期を6月まで伸ばすもよう。「ケジメとして、勝って引退したい」と天心選手。
なお、世紀の一戦は、RISEでもK-1でもRIZINでもない「中立の舞台」で行われるそうだ。体重は58キロ契約、前日計量、4キロ戻しまでで当日計量。判定基準やルールはこれから詳細を詰めるという。
また、武尊選手は「判定やドローはいらないので、延長無制限ラウンドで」と発言し、天心選手は「6年前に対戦を直訴してから、お互いに1度も負けていない。これも運命なのかな」と語っていた。
・ファンへのメッセージ
私からもファンに向けてのメッセージを両選手にお願いすると……武尊選手は「日本人同士で世界最強を決める試合ってなかなかない。この試合がそういう試合になると思うので、半年後まで待っていてほしい」とビシッと答え……
天心選手は「本当にね、なんだろうな、みんな楽しみすぎて事故しないように。それだけ気をつけてください」と笑っていた。みんな、気をつけような。
とにもかくにも、世界中が注目するが夢のカードがついに実現する。2022年6月、夢の実現までジャンジャン盛り上がろうではないか。ああ、もう楽しみすぎるぞォォオオオオオオオ!
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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