寒い日に暖かい部屋で食べるアイスは最高だ。なんなら夏に食べるアイスよりも美味しく感じる。つい先日も、寒い中わざわざ近所のウエルシア薬局へ行き、アイスコーナーをチェックしていたら……『チョコクランチ抹茶バー(192円)』なる商品を見つけた。

こちら全国のウエルシアグループ1850店舗で販売されているアイスで、めちゃくちゃ気合いを入れて開発したらしい。TBSの『がっちりマンデー』でも取り上げられました……と、店頭POPにデカデカと書いてあった。かなり自信作なのだろう。買ってみたぞ。

・ウエルシア限定のチョコクランチ抹茶バー

あらためてパッケージを確認すると、アイス1本にかける情熱が伝わってくる。まず抹茶は100パーセント静岡県島田市産。もっと調べると、古来より最高峰との呼び声が高い川根の有機抹茶を使っているらしい。どうやら島田市のプロモーションも兼ねているようだ。


さらにパッケージ中央下には「Secoma」の文字。セコマといえば北海道を代表するコンビニチェーン。つまり乳製品といえば北海道ってことで、牛乳と生クリームは「酪農のまち」として知られる北海道豊富町産。んで、セコマグループのアイス工場で生産したのだとか。


そして……カテキンの効能について研究開発している横浜薬科大学の渡邉泰雄教授が監修を務めたという。よくわかんねえけど無敵過ぎるだろ。1本192円も納得の情報量。かなり期待できるぞ。てか、もうこれ以上の情報は頭に入らん。それでは……


スッ……

なるほど。一周まわってシンプルなビジュアル。最終形態がコンパクトにまとまったフリーザ様の路線か。さっそく1口食べてみると……


スーッ

驚くほどに、驚くほどに上品だ……なんというか、心に平穏を感じる味。まるで茶道のよう。ザクザク食感のチョコレートクランチは濃厚抹茶の香りを引き立てている。川根の美しく広大な茶畑をコーティングしていると言っても過言ではない。


さらに品格漂う芳醇な香りと贅沢な旨みを支えるのは、リッチな北海道産クリーム。うまい。これは静かに味わい、感じたい……深くて広い茶畑と牧場を。高級アイスにも引けを取らない見事な美味しさだ。

・夏前から大人気だった

実を言うと同商品は夏前から大人気で、見つけたらラッキーレベルの人気商品だったという。うちの最寄りの店舗もずーっと完売。だから、少し寒くなった今からが狙い目かもしれない。寒い冬はシャリシャリ系のアイスより、コクうま系のアイスを食べたくなるしね。

カテキンたっぷり120mg含有のウエルシア限定抹茶バー。もし見つけたら1本……いや、2〜3本買っておくことをオススメする。私は2本買った。


参考リンク:ウエルシア薬局
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.