勝てば天国、負ければ即死……Netflixオリジナルの韓国ドラマ『イカゲーム』が世界中で大ヒット。借金まみれの人々が巨額の賞金をめぐって “危険なゲーム” に参加するといった内容だ。ゲーム種目は「だるまさんが転んだ」や「綱引き」など、単なる子供の遊びなのだが……

生死がかかっていると緊張感がハンパではない。今回は第4話にて、おじいちゃん(イルナム)がチームの仲間に伝えた「綱引きで勝つ極意」を編集部で試してみることに。あの方法はガチで強かったのか……以下、記事の内容にネタバレを含むのでご注意を。

・イカゲーム第4話の内容

一応ざっくり物語の流れを説明しておくと、ゲームの参加者たちは、直前まで「次のゲームの内容」を知らされていない。会場に到着すると「今回は団体戦なので10分以内に10人ずつのチームに分かれてください」とアナウンスされる。

頭を使うゲームなのか、力のある男性を集めた方が有利なのか……主人公のチームは男7人(老人1人)、女3人で挑むことになったが、ゲームが「綱引き」と発表されて絶望的な状況に。タワーの上で綱引きを行い、相手チームを落とせばゲームクリアとなるルールだ。

相手チームは全員男……力勝負では確実に負ける(死ぬ)。チーム全体が重苦しい空気に包まれたところで、冒頭の「勝つ極意」をおじいさんが語り出す。なんでも「綱引きは作戦を立てて団結すれば力が足りなくても勝てる。若い頃に何度もやったし力士にも勝った」とのこと。


──ではここから先は、ドラマと似たようなシチュエーションで実際に綱引きを行う。まず編集部メンバー8人を「5人」と「3人」のチームに分けた。イカゲームの内容を知っている私(砂子間)が「3人」のチームに入ることで、不利な状況でも勝てると予想。


次に「綱引きに勝つ極意」をチームメンバーと共有する。具体的には……

左右交互に並ぶ・両足は軽く開いてつま先は真っ直ぐ前に向ける・綱は脇に挟む・開始から10秒はただ踏ん張る・踏ん張る姿勢は下っ腹を天井に向けて、頭は後ろの人の股が見えるくらい倒す・耐えていれば相手の呼吸が乱れる・その瞬間に引っ張れば勝てる……だっ!


相手チームは「自分たちの方が強いはずなのに、ナゼ引っ張れない」と動揺する。一方、体重をかけて10秒間耐えているだけの我々は疲れゼロ……相手が油断した瞬間に力を合わせれば勝てるはずだ。「なるほど」とメンバーたちは納得。自信満々の表情でいざ勝負へ。


よーい……ドンッ!


まずは耐えろォォォオオオオオオオオオ!


10秒耐えれば勝てるはずだァァアアアア!


10秒だけ耐えればァァアアアアアアアア……


10秒が長ぇぇえええええええええええええ!


アアアアアアアアアアアアアアアアッ!


【死】


勝てなかった。ドラマだったら死んでいた。悔しいうえに何となくドラマに申し訳ないので、もう1度だけチャレンジさせてもらうことに。地獄からよみがえった我々は無敵だ。同じ過ちを繰り返すことはないだろう。てことで、よーい……


ドンッ!


耐えろォォォァァアアア無理ィィイイー!


【死】


また負けた。なぜだ。我々が正しく極意を理解していないのだろうか。ただ、ドラマでもメンバーたちが極意を知ったのはゲーム開始の直前。理解度に多少の差があるのは仕方ないだろう。ここで編集部メンバー全員に「極意」を伝える。


そして今度は……なぜか力自慢の3人がチームを組んで5人チームと戦うことに。もはや両チームに力の差はあまり無いだろう。しかも極意どおりに引っ張るのは我々3人チーム。最後は気持ち良く完勝したいぞ。さあ行こう、よーい……


ドンッ!


オラオラオラオラオラァァァアアアアアア!


いやいや何で何で何で……


アアアアアアアアアアアアアアアアアアア!


…………


…………

【完】


参考リンク:Netflix 『イカゲーム』
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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