最近ラッシーにハマっている。インドカレー屋とかで出てくる、牛乳とヨーグルトから作られる飲み物だ。飲むヨーグルトに近い味なので、牛乳が得意でなくてもラッシーなら飲める、という人そこそこいるんじゃないだろうか。かくいう私もその一人。牛乳は小学生の頃からずっと苦手だが、ラッシーなら不思議と飲めちゃうんだよな。
今まで既製品を買っていたのだが、調べてみるとちょっとした材料で簡単に作れるとのこと。ネットで話題になっているレシピがいくつかあったので、どれがベスト・オブ・ラッシーなのか飲み比べてみようじゃないか。
・50万超えのいいねを集めた、通称「全農ラッシー」
カレー屋さんによくあるラッシー、牛乳とヨーグルトとお砂糖さえあればお家でも手軽に作れますのでぜひ。レモン汁をちょい足しとさらにいい感じになります。ミキサーがある方はいちごなど果物も入れて一緒に混ぜちゃえば果物ラッシーもできます。昨年もつぶやいたのですが、簡単おいしいので再掲です。 pic.twitter.com/v1YWYgpRTi
— 全農広報部【公式】日本の食を味わう (@zennoh_food) April 26, 2021
Twitterで話題になったラッシーのレシピといったらやはりコレだろう。牛乳やヨーグルトの消費拡大のため、JA全農の広報部がラッシーの作り方を投稿したのだがこれが大バズり。昨年と今年の2回の投稿で計50万を超える「いいね」を集めた伝説のレシピだ。
50万というのはTwitterを長年やっててもなかなか見ることができない驚異的な数字。みんな意外とラッシー好きなのね。
材料はヨーグルト200グラム、牛乳200ml、そして砂糖大さじ2杯。
それを全て混ぜ合わせて……
できあがり! 1分もかからないで完成。この手軽さがツイッターで受けたんだろうなぁ。
飲むヨーグルトと牛乳の良いとこどりをした、これぞ王道のラッシーという味だ。レシピ通りに作ると甘さは控えめだったので、好みで砂糖の量を調節すると良いだろう。使用するヨーグルトによっても、また違った味わいが楽しめそうだ。
・カルピスラッシー
お次は「カルピス」の公式レシピ。ヨーグルトの代わりにカルピスを使ってもラッシーが作れるそう。確かにカルピスの牛乳割りは美味しい飲み方として結構有名だからな。これは期待が出来そうだ。
材料は、牛乳300㏄とカルピス60㏄、そしてレモン果汁30㏄。今回はレモン汁を使用したが、生レモンを絞るともっとフレッシュで美味しく仕上がるそう。
材料をすべて混ぜ合わせると、液体がとろみを帯びてきた。一口飲んだだけでもカルピスとレモンの酸味がガツンとくるため、全農ラッシーとは全く違うハッキリとした味わいだ。
カルピスの牛乳割りは何度か飲んだことがあるが、レモンが加わるだけでここまでラッシー感が出せるとは……! 個人的には今回作った3つのレシピの中で1番好みの味だった。
・ポッカレモンのレモンラッシー
ヨーグルトのかわりにカルピスを使うというのはまだわかる。同じ乳製品だしな。だが、ポッカレモンが提示しているものは、まさかの牛乳とレモンを混ぜ合わせるだけという強気のレシピ。甘みとしてはちみつも入れるとはいえ、牛乳とレモンだけでラッシーとして成り立つのだろうか?
材料は150㏄の牛乳に対して、レモン汁を大さじ2、はちみつを大さじ1。
レモンと牛乳を混ぜることによって、カルピスラッシー同様に液体がドロリとしてきた。酸が加わることによりタンパク質が変化してこのようになるそうだ。
気になる味だが、かなりすっぱい。ラッシーかといわれると即答できないが、レモンラッシーといわれたら納得する、そんな感じだろうか。
正直ただの「レモン汁をいれた牛乳」になってしまうのではと恐れていたので、思っていたよりちゃんとラッシーになっていて驚いた。ということはもしやラッシーに必要不可欠のものって、ヨーグルトではなくレモンなのでは……?
牛乳以外は全く違う材料を使って3種類のラッシーを作ったが、それぞれ違ったテイストでどれも美味しかった。気分によって作り分けるのがいいんじゃないだろうか。
牛乳といえばカルシウムと思われがちだが、その他の栄養素も豊富に含まれているそう。その栄養満点の牛乳をより飲みやすく、より美味しくしたラッシーは、暑い夏の水分補給にピッタリだろう。
最悪ヨーグルトが無くても、牛乳とレモン汁さえあればラッシーは作れるということが判明したのは、私にとって大きな収穫だ。どのレシピもとても簡単だったので気になったものがあったらチャレンジしてみてほしい。
参考リンク:Twitter @全農広報部、カルピス「さわやかラッシー」、ポッカサッポロ「レモンラッシー」、日本乳業協会
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.