キャンプ料理といえば「肉食系男子が作るワイルド飯」のイメージが強いかもしれないが、あえてオシャレ路線で攻めるのも全然アリ。つまり肉とか焼きそばはヤンチャ系男子に任せておいて……狙うは女性陣が喜ぶ “超絶オシャレ料理” であるっ!

そこで今回は、超絶オシャレ料理の代表格「モンサンミッシェル風オムレツ」を作ることにした。 “美しすぎる修道院” として知られるフランスの世界遺産・モン・サン=ミッシェル。現地の名物料理をマスターして、大自然の中でフランスの風を感じようぜ!

・普通のオムレツも作れないけど

ええと、実は「風を感じようぜ!」とか言っておきながら、今回はあまり自信がなかった。なぜなら普通のオムレツもロクに作ったことがないからだ……しかし、そんな料理下手なオッサンでもそれなりに美味しく作れたので、ぜひ皆さんも一緒にチャレンジしてみてほしい。

もちろん今回も、YouTubeで “簡単キャンプ飯の作り方” を発信している『兼業主夫のケン』さんの動画を見ながら料理を作っていくぞ。簡単レシピは以下のとおりだ!


・モンサンミッシェル風オムレツのレシピ

【材料】
卵:2個
塩:ひとつまみ
砂糖:小さじ1
バター:5グラム


【作り方】
その1:卵を割って黄身と白身にわける。


その2:白身に塩をひとつまみ加え、泡立て器で混ぜてメレンゲを作る。この工程が今回の料理において最も気合いが必要。電動なら一瞬で終わるかもしれないが……

手動だと右腕がパンッパンになる。当然キャンプを想定して手動でかき混ぜているが、これ以上かき混ぜ続けたら腕がもげそうだ……。ま、なんとなく泡がクリーミーになったから良しとしよう。コツをつかめばもっと上手にできるかも。


その3:メレンゲに砂糖と黄身(軽く混ぜてから)を加える。メレンゲをつぶさないよう優しく混ぜ合わせたい。この辺りの加減は、経験を積むことで精度が上がりそうだな。


その4:フライパンを弱めの中火で熱してバターを溶かしたら……卵を流し入れる。


その5:フタをして2分ほど焼く。


その6:卵をお皿に取り出して……

折りたためば……

完成だ!

 


……な、なんとかできたぞモンサンミッシェル! できればもっとキメ細かいフワフワボリューミーなやつを作りたかったが、一発目にしては上出来だろう。キャンプっぽくないビジュアルが良い。

ちなみに、先生曰く「メレンゲを作ったらソッコーで焼くのがポイント」とのこと。たしかに不慣れな私は、焼くまでに時間をかけすぎてしまった気がする。なるほどなァ〜。


・シュワシュワ食感

さて、食べてみると、口の中で泡がシュワシュワッと溶けていく。とろける食感と優しい甘みがモンサンミッシェルの特徴か。修道院を訪れる巡礼者たちも食べたのだろう。ウマい……ってか、オシャレすぎてビビる! ただ、人前で披露するならもっと練習が必要だな。

・朝食にいいかも

もしキャンプで披露するなら、朝食でモンサンミッシェル風オムレツとヨーグルト、そしてオレンジジュース(またはコーヒー)なんていかがでしょうか。

前夜にワイルドな肉料理を食べまくっていても、優しいオムレツなら美味しく食べられますよね。機会があればぜひお試しあれ!


参考リンク:YouTube「兼業主夫ケンのキャンプ飯チャンネル」,used with permission.
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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