ネットリサーチ会社「マイボイスコム」は最近、コーヒーチェーンに関するアンケート調査結果を発表した。それによると、「直近1年間に利用したコーヒーチェーン(複数回答可)」でトップは5年連続スターバックス。2位ドトール、3位がコメダ珈琲店だった。

コメダはアンケートの回を追うごとにポイントが上昇している。その一方で、いまいち奮わないのが「サンマルクカフェ」だ。業績が悪化しているとの報道も目にすることがあるのだが……。そのサンマルクカフェが起死回生! 新業態となる「サンマルクカフェ+R」をオープンした。一体どんなお店なのか、実際に利用してみた!

・新業態「+R」

正直なところ、サンマルクカフェの存在感は業界でも乏しいかもしれない。「チョコクロ」や「デニブラン」などの魅力的な商品はあるものの、スタバの「フラペチーノ」やコメダの「シロノワール」に比べると、ちょっと印象が薄いかもなあ……。ぶっちゃけて言うと、私(佐藤)はデニブランを食べたことがないくらいだ。

そのサンマルクが新たに生み出したのが、「サンマルクカフェ+R」である。Rには「Rich」「Relax」「Rhythm」という意味があるそうだ。


このお店について、公式サイトには次のように説明がある。


「今までのサンマルクカフェとは違い、商品ラインナップから店内BGM、内装もリニューアルさせ、ガラッと変化いたしました


実際にお店に行くと……ガラッと変わったかどうか、ちょっとわからない。たぶん、私が普段あまり利用しないからわからないんだと思う、うん……。


・デザートを前面に

メニューを見ると、デザートを前面に打ち出している。デニッシュ生地にたっぷりのクリームをサンドした「クロッシュー」(税込330円~)。ソフトクリームをワッフルやフルーツで飾り立てた「+Decoソフト」(税込450円)。定番のデニブランなどを見やすく表示している。


それから、通常のお店では食べることのできない「+Rサンド」を手に取りやすいように陳列している。


ためしにマスタードチキンのサンド(税込390円)を食べてみることにした。ちなみにランチ時(11~14時)は+税込290円でドリンクセットにすることが可能だ。


・もう少し特徴を……

もっちりとした感触のオリジナルパンを使用したサンドイッチだ。近年流行りのコッペパンサンドだな。


中には厚めにカットした鶏肉とマスタードソース。それからレタスや千切りしたニンジンなどが入っている。


小腹を満たすのには、ちょうど良いサイズ感と味だ。しかし特徴が薄いかなあ……。「ここでしか食べられない」とはいっても、コレを食べるために足を運ぶかというと、ちょっと微妙かも。通常のお店にある「もっちりサンド」と、あまり違わないんじゃないかなあ。ここでしか! というからには、もっと差別化をして欲しかったかも。


なお、サンマルクカフェ+Rは、ここ銀座と大阪(ディアモール大阪店)にそれぞれオープンしている。新業態というからには、今までにないサービスをこれから提供していくのかもしれない。このお店を機に、業界での存在感を強めて行って欲しい。がんばれ、サンマルクカフェ!


・今回訪問した店舗の情報

店名 サンマルクカフェ+R 銀座みゆき通り店
住所 東京都中央区銀座6丁目12-1 第2寿ビル1F
時間 7:00~23:00

参考リンク:サンマルクカフェマイボイスコム
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼期間限定で販売している、プレミアムチョコクロの「プラム」税込280円

▼+Decoソフトの「ショコラバナナ」税込450円