2016年に生まれた娘もはや4歳。8月には5歳になる。どうもみなさん、こんにちは、こんばんは。一児の父、ロケットニュース24のP.K.サンジュンです。光陰矢の如しとは言ったもので、本当に月日の流れは早いですね。

さて、今回はみなさんに相談があります。4歳の愛娘に「くもん」を習わせようと思うのですが、どう思いますか? くもん経験者の方、また同じくらいのお子さんにくもんを習わせているお父さんお母さん。教えて、プリーズ!

・情報多すぎ

子供が生まれると教育に関する様々な情報が入ってくるもの。やれ「脳は〇歳までに決まる」「〇歳までに○○をやっておくべき」などなど、子供の前に親の脳がパンクしそうなほど多種多様な情報があふれています。

何を子供に学ばせるかは、その子の個性やご家庭の経済力によって変わってくるかと思いますが、最近我が家で検討しているのが くもん──。そう「やってて良かったくもん式」の、あのくもんです。

きっかけは娘の保育園の友達がくもんを習っていることで、娘が自ら「私もくもんをやってみたい」とリクエストしてきました。これまで習い事という習い事はさせて来なかったため、私と妻も真剣に「くもん」について調べている最中です。

・ぶっちゃけよくわからない

私も妻もくもんを習った経験が無いため、フワッとしたイメージしかないのですが、小学校の頃くもんを習っていた友達は、総じて賢かった記憶がありませんか? 果たしてくもんは、どのような習い事なのでしょう?

で、妻が1度説明会(?)に出かけたところ、先生からこんな感じの説明を受けたそうです。以下でご覧いただきましょう。


「くもんはそれなりに宿題が多いです。なぜなら自分から勉強する習慣を付けさせることを目的にしているからです。なので、くもんは高校生の部門がないんですね。当然それぞれの教科の勉強はするんですが “自分から勉強する習慣” を付けさせることが大きな目標です。

また、小学生に入学した時点で最低限の知識しかないと授業についていけないことが多く、勉強が楽しくなくなってしまうんですね。そのためにも本来は3歳から始めてもいいかもしれません」


……なるほど。私自身、小学1年生から全く授業に付いていけなかったため、後者の理由はよくわかる。また、くもんに通った結果、自分から勉強する習慣が身に付くなら親としてはかなり魅力的なプログラムだ。

・6名の経験者に聞いてみた

とはいえ、くもんの人に聞いたらそりゃイイことばかり言うに決まっている。知りたいのは生の声──。というわけで、くもん経験者に「やってて良かったと思うか? 思わないか? その理由」について聞いてみることにした。


Aさん男性(小1~小3くらいまで): やってて良かった派
「やって良かったと思う。というのも、小2の頃に小3、小3の頃に小4の計算ができるから授業に付いていくのが楽だったから。ただそのおかげで “学校の授業は聞かなくていいや” と思っちゃって、くもんをやめてからは苦労した。バカだったな~、俺」

Bさん男性(小3~小5くらいまで): やってて良かった派
「今でも計算が早いって言われるんですけど、それはくもんのおかげだったと思います。ただ完全に詰め込み式というか、ひたすら反復なので “考える力” を養うのに向いているかどうかはわかりません。宿題の量があまりに多く、プリントをドブに捨てていたこともありました」

Cさん男性(小1~小6まで): やってて良かった派
「当時はメチャメチャ苦痛でしたが、やって良かったと思います。とにかく宿題が多かったな~。計算はひたすら基礎の基礎を叩き込まれる感じですね。ただそのおかげで学校の授業には問題なくついていけたと思います。

それよりも良かったのは国語です。くもんのおかげで読解力はかなり身に付いたと思うし、小6でやめちゃったけど大学受験くらいまでは学んだ読解力を活かせましたね。本当、当時はメチャメチャ苦痛だったけど」

Dさん女性(小1~小6まで): オススメしない派
「くもんって、同じプリントを何度も何度も何度もやるんですよ。なので、例えば計算なら答えを覚えちゃうんです。計算が早くなるというよりは暗記ですよね。そういう意味では違う部分は鍛えられたかもしれませんが、問題を解く力では無かった気がしますね」

Eさん男性(小5~小6まで): オススメしない派
「当時、うちの地元のそろばん塾がくもんを導入したんだ。しかも友達の家。流されるようにみんながやってたんだけど、単純計算の反復だからつまらないんだよな。というわけですぐにやめちゃったな」

Dさん女性(小5~小6まで): オススメしない派
「始めるのが遅かったからか、学力は上がらなかったと思う。それより苦い思い出があって、当時友達を紹介するとクレヨンが貰えたんだけど、その友達が体験入会したのに結局入らなくて先生に嫌味を言われたんだよね。でも他校の生徒と話が出来たのは良かったかな」


なんというリアルな声。やはりこの手の質問は、経験者に教えてもらうのが1番である。その子の性格や相性もあると思うが、個人的にはかなり参考になった。

ちなみに我が家ではとりあえず くもんに通わせる方向で調整している。最大の理由は娘が「くもんをやってみたい」と自分で言っているから。飽きっぽい性格なので不安もあるが、それでも本人のやる気があるうちに くもんをスタートしてみる次第だ。経過や結果は改めてご報告しよう。

参考リンク:くもん出版
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.