その存在をご存じならば、誰もが憧れる漢(おとこ)の中の漢、それが「ラーメンマン」である。つい先日、私、P.K.サンジュンは憧れの髪型 “ラーメンマンヘア” に挑戦した。
結果はかなりラーメンマン! ゆでたまご先生にでさえ自信を持って「ラーメンマンです!!」と言い切れる髪型になったと自負している。そこで今回は全経験者が共感必至の『ラーメンマンの髪型にした人にありがちな5つのこと』をお届けしたい。
・ラーメンマンであるゆえに
いくつかの種類があるものの、ラーメンマンの髪型はいわゆる「辮髪(べんぱつ)」である。ヘアスタイルがそれなりに自由な現代日本においても辮髪は少なく、かなり目立つ髪型であることは間違いない。
ゆえに「ラーメンマンの髪型だからこそ起きること」が必然的に発生する。例えば以下で挙げる5つのことは、ラーメンマンの髪型経験者ならば全員が感じることだろう。
・その1: チヤホヤされるのは2分だけ
絶大なインパクトを誇るラーメンマンヘアであるが、人の慣れとは恐ろしいもの。例えば当サイトの編集部メンバーも最初は「うわ!」とか「すげえな!!」とか言ってくれたが、それも2分で終わってしまった。
翌日からは普通に「おはようございまーす」だし、誰一人として髪型については触れてくれない。というか、ラーメンマンの髪型であることに自分自身が1番あっさり慣れてしまう。
・その2: メチャメチャ声をかけられる
とはいえ、初めて見た人にとっては “ファーストラーメンマン” なので、普段の数倍はお声がけいただいた。街を歩いているとき、コンビニで買い物をしているとき、なんならスタバの店員さんにも「ラーメンマン、読みました」と言っていただいた次第だ。
・その3: わずか3日でラーメンマンではなくなる
一方で、ラーメンマンの髪型をキープし続けることは至難の業。どうしても三つ編みの方に目が行きがちだが、大変なのはスキンヘッドの方。3日もすると普通に「坊主頭 + 三つ編み」になってしまう。
メチャメチャ声をかけていただいたのも最初の3日間がピークだったので、やはりスキンヘッドの部分はかなり重要なのだろう。また「この髪型をキープし続けてるラーメンマンって超オシャレ超人やん」と気付かされた。
・その4: ラーメン屋にだけは絶対に入れない
ラーメンマンヘアで唯一入れない店、それが「ラーメン屋」である。自意識過剰かもしれないが「うわ、あいつラーメンマンヘアでラーメン屋って狙ってんの!? それおもしろいの!?」という声が聞こえてきそうで恥ずかしいからだ。
実は1度、自分がラーメンマンヘアであることを忘れてラーメン屋に入店しかけたが、ガラスに映った自分を見て思いとどまった。本当にたぶん自意識過剰なだけなのだが、ラーメンマンヘアでラーメン屋は超ハードルが高い。
・その5: 娘の保育園の送迎が地獄
ラーメンマンヘア自体は純粋にカッコイイと思うし、恥ずかしいと思うことはほとんど無かったが、保育園に通う娘の送迎だけは地獄だった。特にカットした直後のお迎えは「閻魔様とご対面」くらい緊張した。
だからと言って、その時だけ帽子で隠すのも男らしくないうえ「だったらしなきゃいいのに(笑)」などと思われても遺憾である。でも娘の保育園だけは恥ずかしかった。とても恥ずかPかった。
なお、ラーメンマンを知らない娘は「エルサみたい(笑)」と話していたことも記述しておく。5歳児にとってはラーメンマンもエルサも同じカテゴリーの髪型らしい。
とか言いながら、全般的にはラーメンマンの髪型にしたことを後悔していないし、機会があればまたやってみたいとも思う。ただ、キープするのがとても難しい。繰り返しになるが、ラーメンマンは超オシャレ超人なのである。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼なお、1カ月放置するとこんな感じになります。