とてもショックを受けている。まさかこんな結果になろうとは。完全に私の負けだ。『燻製シート』すご過ぎるって! 食材を包むだけで簡単に燻製ができるというシートなのだが、正直ナメていた。

「言うたって、実際に燻したほうが美味しいんでしょ?」と思っていた。が、しかし!! 実際に使用すると、驚き桃の木山椒の木。正直、シートの方が美味しいよぉぉぉぉぉ~~~。あの……泣いても良いですか? 

・シートを切って包むだけ

リヒテンシュタイン公国原産という、燻製シート。大きさは、58㎝×100㎝であり、折りたたんでアルミ袋に入っている。開封すると、部屋が燻製の香りでいっぱいだ。一刻も早く袋に戻さねば、部屋中に燻製の匂いが染みつきそうな程である。

煙は出ていないのに、この香りは恐るべし。ハサミで適当な大きさに切り、下味をつけた食材を包む。そのまま、冷蔵庫で2日ほど寝かせれば完成だ。めっちゃ簡単やんけ。


・マジで素晴らしい燻製シート

そんなこんなで2日後。シートを巻いた食材と同じものを、チップを使って燻していく。モクモクと漂う煙。数時間かけてじっくり作り上げていく。手間暇かけているんだもの。絶対にチップを使った方が美味しいと思っていたのに、だ。


冷蔵庫から、シートに包んだ食材を取り出す。少し水分が出たようで、ずっしり重い。シートを開くと、それはもう奇麗な色に仕上がっている。いやいや、見た目が本格的だからといって、味までそうとは限らない。


気持ちを落ち着けて、まずはチップで燻したものを食べてみよう。サーモンを使ったので冷燻すべきかもしれないが、今回は中まで火を通したかったので温燻にした。味は上々。水分が抜けて、サッパリしている。煙の香りもしっかりついていて美味しい。ジャーキーっぽくて食べ応え抜群だ。

やっぱり直接燻したものは違う、と思いながら燻製シートの方をつまむ。……ナンダコリャ。めちゃめちゃ美味しい。ふわっと鼻を抜けるスモーキーな香り。モチっとした食感。絶妙な燻され具合だ。


これは、どこをどうとっても、燻製シートの勝ち。記者の燻し方に問題があったことを差し引いても、シートの圧勝だ。もはや直接燻す意味が分からなくなるほど、完璧な燻製ができ上ってしまった。正直、悲しい。ちょっと泣きたい。


しかし裏を返せば、これは相当スゴイ。記者はそろそろ燻製マシンの購入を視野に入れていたのだが、買う気が失せてしまったくらいだ。マジで素晴らしいよ、燻製シート。

色いろなところで販売しているようだが、今回は東急ハンズのオンラインストアで手に入れた。送料別で1760円だ。結構な量が入っているので、数回にわたって使うことができるだろう。一度騙されたと思って使ってみると良い。絶対に驚くから! なんなら泣くから……!!

参考リンク:東急ハンズ「燻製シート」
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼燻製シートがすご過ぎて泣きたい

▼包んで冷蔵庫で寝かせるだけで

▼もっちりジューシー、そして香り高く仕上がった

▼チップで燻したほうは燻し過ぎたのだろうか。いずれにせよ完敗だ