普通の人はとてもじゃないが食べられない、食べられたとしても全く美味しくない。ただただひたすら辛いだけのカップ焼きそば、それがペヤング『獄激辛やきそば』である。2021年4月には「ペヤング ハーフ & ハーフ W獄激辛」を発売し、挑戦者たちを恐怖のどん底に陥れたことは記憶に新しい。

私、P.K.サンジュンが過去4回にわたり「獄激辛やきそば」と対決してきたが、ついに「心の底から美味しいと思える獄激辛の食べ方」を編み出してしまった。ズバリ、ペヤングから表彰状をもらってもいいレベルの天才的なレシピだ!

・普通は食べられない

何度食べても辛いだけ。というか、普通に美味しくない。ペヤングを愛し、ペヤングに愛された “黒帯ペヤンガー” の私ですら「獄激辛やきそば」についてそう思う。4回も「獄激辛」と対決したのは仕事のためで、普通なら初回でゴミ箱へぶん投げて2度目はなかったハズだ。

だがしかし、ほこたて対決「獄激辛 vs はちみつ」の記事を執筆した際、転機が訪れた。「ペヤング ハーフ & ハーフ W獄激辛」に はちみつ1本をぶち込んだところ、意外にも「東南アジアにありそうな味」に変化を遂げたのである。

「もう少し研究すればイケる」「なんならメチャメチャ美味しくなる可能性がある」と直感した私は、すぐさまレシピを開発。結果、我ながらほれぼれするような「獄激辛やきそばのアレンジレシピ」に辿り着いてしまった。自分で言うのも何だが、ミスター味っ子とは私のことではなかろうか?

というわけで、以下で「ペヤング ハーフ & ハーフ W獄激辛」を使用した『東南アジア風やきそば』のレシピをご紹介しよう。手際よくやれば10分くらいで完成するぞ。

・東南アジア風やきそばのレシピ

【材料】
ペヤング ハーフ & ハーフ W獄激辛: 1個
はちみつ: 100グラム
レモン汁: 大さじ3
にんにく: 大さじ2(チューブでもOK)
豚ひき肉: 200グラム
紫たまねぎ: 中サイズ1個
パクチー: 適量

【作り方】
1: 下ごしらえ。玉ねぎは千切り、パクチーはみじん切りにしておく。


2: 茹でたひき肉をザルにあげて水分を切っておく。


3: ペヤング ハーフ & ハーフ W獄激辛を作る。その際、1分半~2分でお湯を切る。


4: にんにくなど、パクチー以外の食材を投入し、よく混ぜる(大きめのボウルでやった方がいいよ!)


5: パクチーをトッピングして出来上がり。


ズバリ、これは私の得意なタイ料理「ヤムウンセン」をベースにしたレシピだ。はちみつと獄激辛を合わさるとスイートチリソースっぽい味わいになり、さらににんにくを加えればほぼほぼスイートチリソースになる。

あとは獄激辛に圧倒的に足りない旨味を「豚ひき肉」で補いつつ、レモン汁の酸味を加えれば完全体の「東南アジア風やきそば」の完成だ。そしてこれがめちゃめちゃウマい! とんでもなくウマい!!

・獄激辛が活きている

素晴らしいのは、獄激辛やきそばの圧倒的な辛さがちゃんと活かされていること。ピリ辛くらいのやきそばだとこのレシピは成り立たず、獄激辛くらい辛いからこそしっかりウマい。なんなら売れるレベルだと確信している次第だ。

念のため、獄激辛に撃沈したYoshioと亀沢にも味見してもらったところ「超ウマい! 売ってたら買うよ!! というか殿堂入りだよ!」(Yoshio)「すごい! 獄激辛なのにメッチャおいしい!!」(亀沢)と想像以上に絶賛されたことを記述しておく。うむ、我ながら天才である

おそらく、これ以上に獄激辛を美味しく食べられるレシピはそうそう存在しないハズ。こっち系の料理が好きな方は騙されたと思って、ぜひ「東南アジア風やきそば」をお試しいただきたい。マジで全然ダマしてないから! ガチだから!!

参考リンク:ペヤング公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.