どうやら世の中的には何度目かの “激辛ブーム” が到来しつつあるようだが、最初に断っておこう。2020年2月17日からコンビニで先行発売されている『ペヤング 獄激辛焼きそば』を激辛料理だと思ってはいけない。『ペヤング 獄激辛焼きそば』は完全に兵器である。

過去には「辛さ1300倍カレー」を完食し、その後メチャメチャ体調が悪くなった経験を持つ私、P.K.サンジュンの脳裏にはあの日の記憶がハッキリと蘇り、そして警報音がけたたましく鳴り響いた。「デンジャー! デンジャー!! これは全部食べちゃダメなやつです!」と──。

・激辛やきそばENDの3倍辛い

今からさかのぼること約1年半前の2018年8月、まるか食品は「ペヤング激辛やきそばEND」を発売している。当時のうたい文句は「ペヤング史上最強の激辛」であったが、なんと『ペヤング 獄激辛焼きそば』は、その3倍も辛いという。


「ペヤング激辛やきそばENDの辛さ3倍を誇るペヤング史上最強の激辛商品が登場。泣けるほど辛い、究極の辛さをご堪能ください。 ※辛さが非常に強いため、激辛が苦手な方の喫食や早食い、大食いなどの挑戦はご遠慮ください」


確かに「ペヤング激辛やきそばEND」は辛かった。……んが、それなりに強い人であれば完食できる程度の辛さであったことから、いわば “辛ウマのペヤング” と言えたハズだ。だが『ペヤング 獄激辛焼きそば』は違う。ウマさを感じる余裕を与えさせぬほど、ぶち抜けて辛いペヤングだったのだ。

・自信はあったが

さて、2月24日の一般発売に先駆けて、コンビニで先行発売されている『ペヤング 獄激辛焼きそば』を手に取った私は、その時まだヤツの恐ろしさに気付かずにいた。ぶっちゃけ辛いものには自信があるし、実際に強いと思う。事実『辛さ1300倍カレー』を苦闘の末、完食しているのだ。

その余裕は『ペヤング 獄激辛焼きそば』を口に入れる直前まで続いた。はいはいはい、むせるほど辛いソースね。はいはいはい、唐辛子で真っ赤っ赤なのね。あらま、きっとお辛いんでしょうね……なんて思いつつ、獄激辛焼きそばを口に含んだ2秒後……!


かぁっらァァァアアア!!!!!


さらに5秒後……。


腹がアチィィィイイイイイイイイ!


ダメだ、これはダメなヤツだ。口に入れてからのコンマ何秒は「ソースの味がしますね」なんて判断も出来たが、それ以降はひたすら辛いだけで味に関する計測は不可能。ただ、メチャメチャ辛いだけである。ただ、メチャメチャ、辛いだけ、である。

んでもって、その数秒後には胃が熱くなり、くちびるは火を噴いていた。迷うことなくギブアップ──。1300倍カレーの時は作ってくれたご主人がいたから我慢して食べ切ったが、これは食えんし食おうとも思わない。まるか食品の言う通り、大食いなどは絶対にやめるべきである。

・兵器並みの破壊力

辛さに耐性がある私は1口だけなので体調は悪くなっていないが、おそらく辛いのが苦手な人ならば麺1本で殺(や)られるハズ。『ペヤング 獄激辛焼きそば』はそれほど辛い商品である。売れるかどうかはわからないが、伝説を残すことだけは間違いないだろう。

ちなみに『ペヤング 獄激辛焼きそば』はメーカー希望小売価格税別205円なので “辛さコスパ” なる基準があるならば、超が付くほどコスパが高い商品ではなかろうか? マジで1円分だけでもメッチャ辛いから、召し上がる前にはくれぐれもご注意いただきたい。

参考リンク:ペヤング
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼伝説になることは間違いなし。そしておそらく再販もない(確信)。

View this post on Instagram

ゲット。いいパッケージだ。

A post shared by P.K.サンジュン (@p.k.sanjun) on