コメダ珈琲店がまたやった! またしても逆写真詐欺だ。しかも今回は、メニュー写真より実物が大きいという次元の話ではない。さらに巧妙化させている……と言われても仕方がない状況。これはもはやトリックの域である。
・店舗限定のテイクアウト用メニュー
どのへんが逆写真詐欺なのかを説明する前に、まずは商品について説明しておこう。それは「アゲ盛プレート」という店舗限定のテイクアウト用メニュー。店舗によって多少価格が異なるかもしれないが、私が見つけた店舗(高田馬場店)では税込1980円だった。
店内に貼られているメニューのポップには、「アゲアゲオールスターズ大集合」「みんなでモリモリ食べてアゲアゲ☆」とテンション高めの紹介文と共に、新商品である旨、そして以下の商品が入っていることが紹介されている。
・コメチキ(4個)
・コロッケ(2個)
・エビフライ(2本)
・ソーセージ(2本)
・ハンバーグ(2枚)
・ポテトフライ(約200g)
——で、実物がどうだったのかを説明しよう。商品を購入して開封したら、
パッと見は普通である。とくに詐欺らしき点は見当たらない。それより何より目につくのは、圧倒的な揚げ物率。「アゲ盛プレート」というくらいだから当然といえば当然だが、よくもここまで彩りを無視して揚げ物の充実に全振りしてくれたものだと思わずにはいられない。
ちなみに、プレート自体は結構デカ目のノートパソコンくらいある。そこにコメチキやらエビフライ、コロッケなどがギュウギュウに詰め込まれている様は、揚げ物を愛する者にとって天国でしかない。
ありがとう、コメダ! こんなテイクアウトメニューを作ってくれて。持ち帰りの時間でちょっと冷えちゃったから、レンチンして食べるよ。と思って料理を別皿に移そうとしたそのとき!
……
……
……!
!!!
あれ?
うん?
いや、ソーセージでけえええええ!
・カモフラージュ
そう、コメダはフライドポテトの中にソーセージの全身を隠していたのだ。はっきり見えているのはほんの一部だけで、実際は結構なロングソーセージ。曲げている部分を伸ばしたらプレートの横幅くらいはあろうかという代物だ。
それにしても、これくらい長いソーセージが入っているなら、通常はどこかに書いたり写真に載せたりしてアピるもの。しかし、念のために商品のメニュー(POP)を確認してみても……
ソーセージのサイズ感が確認できる写真は一切なし。記載もなし。これはもう新手の逆写真詐欺と認定してもいいだろう。
・現時点では結構レアかも
ちなみに、先ほど店舗限定と書いたが、公式サイトが公開している情報によれば「アゲ盛プレート」は沖縄で非対応だそうだ(2021年4月19日時点)。また、私の体感では東京でもそんなに対応店舗は多くない。
というのも、高田馬場店で見つけた直後、最寄りの店舗でも「アゲ盛プレート」を買えないかと電話で確認してみたところ、5店舗目でようやく対応店舗にぶつかった。つまり、5店舗中4店舗は非対応だったので、現時点ではそこそこレアなメニューかと思われる。
もし見つけたら(揚げ物好きにとって)ラッキーなので、買っておいて損はないはず。なお、コメダが公開している情報によるとカロリーは2431kcal(ソースを除く)だが、最近は揚げたものは0kcalになるという理論も提唱されている。どっちを信じて買うかはあなた次第です。
参考リンク:コメダ珈琲店「カロリー・アレルギー物質情報整理表」(PDF)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼ソースは別添え