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辛ウマと一口に言っても、辛くてウマい料理は難しい。なぜならば、辛ければ辛いほど強い旨味が欠かせなくなってくるからだ。考えてもみてほしい。お湯に唐辛子を溶かしてもウマくも何ともない。つまり、「辛ウマ = 旨味が強い料理」なのだ。

そんな辛ウマを見事に再現したラーメンが、東京は府中にあるという噂を耳にしたのは、つい先日のこと。その名も『紅ラーメン』というらしい。しかも麺は「乱切り手もみ麺」というではないか……。これは食うしかねぇ! というわけで、「紅ラーメン」を食べさせてくれる『麺創研かなで 紅』に出向いたのでご報告したい。

・麺とスープに強いこだわり

『麺創研かなで 紅』は、京王線府中駅から徒歩2分ほどのところにある。筆者は平日の13時過ぎに到着したが、学生を中心に10人ほどの行列が出来ていた。食べ終わってからも行列は続いていたので、多少は待つ覚悟をした方がいいだろう。

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麺の特徴は何といっても、自家製の乱切り手もみ麺。2ミリ~10ミリまで、7種類の太さの麺は、他店にはない唯一無二のランダムな食感を生みだしているという。真紅のスープも、丸鶏やモミジなどを12時間強火で炊き出した濃厚な味わいで、単に辛いスープではないらしい。

・肉増しの紅ラーメンをオーダー

筆者は、紅ラーメン(800円)に、肉ダブル(250円)をオーダー。こちらの肉はラーメン屋では一般的なチャーシューではなく、豚バラのスライスだという。待つこと10分ほどで、真っ赤なビジュアルのラーメンがやってきた。まずはスープを飲んでみると……!

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辛い……アレ、辛くない? もちろん辛いのは辛いのだが、旨味がかなり濃厚なので、辛さの中に甘みすら感じた。豚バラも脂の甘みが強いので、一緒に食べるとさらに辛さは和らぐ。麺はガッチリ・ムチムチ系の歯ごたえで、食べごたえも小麦の風味も十分である。

・もう1ランク上の「鬼紅ラーメン」もウマそう

シャキシャキとした野菜も存在感があり、乱切り麺の複雑な歯触りを、さらに奥深く広げてくれる。これは……無限地獄! 食べ始めてから1度も同じ食感にならない無限地獄!! 濃厚なスープも辛さで重くならず、気付けばペロリと完食してしまっていた。

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噂どおり、旨味がしっかり強いので、ただただ辛いだけのラーメンではなかった。辛さに自信がある人は、もう1ランク上の、『鬼紅ラーメン』でもいいだろう。辛い料理が特に美味しく感じるこれからの季節、機会があったらぜひチャレンジしてほしい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 麺創研かなで 紅
住所 東京都府中市寿町1-2-3
時間 11:30~翌01:00
休日 無休

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼紅ラーメンの肉増し。
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▼ドーーン!
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▼肉もたっぷり。
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▼野菜もいい仕事してるぞ!
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▼乱切り手もみ麺もウマし!
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▼行列覚悟だが、興味がある人はチェックしてくれよな!
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