大型会員制スーパー「コストコ」に出かけると、まあまあの確率で日本ではなかなかお目にかかれない商品と遭遇する。中東の豆ペースト「フムス」然り、アメリカのトウモロコシ菓子「ポップコーナーズ」然り。そして今回ご紹介するフランスのスイーツ『プロフィットロールデザート』も然りである。

『プロフィットロールデザート』──。正直に申し上げて私、P.K.サンジュンは、これまで1度も『プロフィットロールデザート』を食べたことがない。フランスのビストロでは定番だという『プロフィットロールデザート』とはどんなスイーツなのか? 実際に食べてみたのでご報告しよう。

・フランスでは定番らしい

冒頭でもお伝えした通り、コストコの商品紹介によると『プロフィットロールデザート』はフランスのビストロでは定番のスイーツだという。フランスと言えばスイーツ、スイーツと言えばフランス。シュークリームやエクレア、クレームブリュレ……などなど、多くのスイーツを生み出してきたスイーツ大国である。

そのスイーツ大国の定番であるという『プロフィットロールデザート』は、ざっくり言うとチョコレートムースに大量のプチシューをのせたデザートだ。チョコレートムースの上にプチシュー。言い方は悪いが、なんと捻りのないスイーツであろうか?

個人的なイメージに過ぎないが、フランス菓子とはもっとエレガントで、もっと洒落たものを想像していた。「チョコレートムースにプチシュー」を和菓子で例えるならば「芋ようかんにあんこ」みたいなものである。TEH・雑。申し訳ないが雑だ。

・雑……?

ぶっちゃけ味の想像はついてしまうが、それでも実際に口にしたら新たな発見があるかもしれない。というわけで、税込998円の『プロフィットロールデザート』を購入し、きちんと食べてみることにした。

内容量は表記されていないが、計測してみたところ重さは容器込みで900グラムちょい。総カロリーはおよそ2880Kcalの計算だ。やや多めに盛り付けても7~8人前はあるのではなかろうか?

で、味である。先述の通り『プロフィットロールデザート』はチョコレートムースにプチシューを盛り付けたデザートだ。……そして味も「チョコレートムースとプチシュー」としか言いようがない。す、すまん……でも本当にそうとしか言えないんだ……!

チョコレートムースの甘さは控えめで、ややビター系。またプチシューの中身は濃厚なカスタードクリームではなく、生クリームに近いクリーム(?)である。見た目とは裏腹にコッテリ濃厚系のスイーツではなく、食後でもバクバクいける系の味わいだ。

・想像通りの味

正直に申し上げて『プロフィットロールデザート』は、予想以上に美味しいスイーツでもなければ、予想を下回るスイーツでもなかった。普通に美味しい「チョコレートムースのプチシュー添え」である。ボリュームを考えれば、コストコらしい高コスパ商品ではなかろうか?

また、これほど捻りのないスイーツがフランスで定番ならば、やはり「スイーツ大国おそるべし」とも感じた次第だ。あらゆる素材をスイーツ化する力強さ、それこそが数々のスイーツを生み出してきたフランスの原動力なのだろう。

というわけで、コストコの『プロフィットロールデザート』は期待を裏切ることはない高コスパスイーツなので、興味がある人はぜひ1度お試しいただきたい。シンプルなだけにハマる人も多そうな気がする。


オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(コスパはかなり高め)
また買う度(☆5中): ☆☆☆(シンプルでイイ。また買ってもイイ)
オススメシチュエーション: 思ったより重くないので食事の後でもイケる。


参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.