毎年整理券が配られるほど人気の無印良品「福缶」であるが、今年は混雑防止のため今まで通りの店頭販売はなく、購入するにはネットストアの店舗受け取りサービスで事前予約をする必要があった。以前の記事でお伝えした通りだ。

そして本日1月4日、いよいよ「福缶2021」の受け取りが可能になったので(店舗によっては5日から)、満を持してパッカーンしてみたい。去年「福缶」を開けた時はシャレにならんくらい劣化していて震えが止まらなかったものだが、今年は果たして……?

・よみがえる悪夢

「福缶」の中身は毎年ある程度決まっていて、2021年だったら2021円分の『MUJI GIFT CARD』と、日本各地の縁起物プラスアルファという感じである。ところが去年は、2020円のギフトカードが2020円のお買物優待券に変更されるという大事件が起きてしまった。



チャージされている金額内なら何度でも使えるギフトカードに対し、お買物優待券の場合、お釣りが出ないので一度に使い切らないと損をしてしまう。しかも1年間の有効期限までアリときた。そう、自由度ガタ落ちである。これにはガッカリした人も多かったんじゃないか。

頼む……! 今年はギフトカードに戻っててくれ……!! という切実な願いを込め、恐る恐る「福缶2021」を開けてみた私(あひるねこ)。気になる結果は……



こうだった!


・「福缶2021(税込2021円)」の中身

・MUJI GIFT CARD(2021円分)
・縁起物(49種類の中から1つ)
・縁起物ブックマーク(5種類の中から1つ)


・夢叶う

キキキ、キターーーーーーー! 復ッ活ッ!! 『MUJI GIFT CARD』大復活ゥゥゥゥゥゥゥウウウ! これでもう今年は満足しました。本当にありがとうございました。



実は無印は2019年1月31日より「資金決済に関する法律に基づく登録がなされていなかったことが社内調査により判明した」ことを理由に、『MUJI GIFT CARD』の新規発行およびチャージを一時停止していたのだが、2020年10月1日からサービスを再開したという。いや~、福缶に間に合ってよかったよなぁ。

・安心安定の縁起物たち

さて、安心したところで他のグッズを見ていこう。毎年恒例、日本各地の手作り縁起物は、やはり毎年のように内容が異なる。今年引き当てたのは福島県白河市の『白河だるま』だ。手作りならではの温かみがある、大変縁起の良いだるまでございます。



一方、おそらく初登場の『縁起物ブックマーク』は、Able Art Company(障害のある人がアートを仕事にできる環境をつくることを目的としたNPO)登録アーティストが、日本の縁起物をモチーフに描きおろしたイラストから生まれたアイテムだ。

入っていたのは愛媛県『金天だるま』と大阪府『虎張り子』の組み合わせ。ステンレス製で、こちらも非常に可愛いデザイン。



個人的には去年のカレンダーよりブックマークの方が嬉しいのでありがたかったが、今年はとにもかくにも『MUJI GIFT CARD』が帰って来てくれたことが最大のトピックではないか。うむ、これでこそ無印の「福缶」だ。ようやく新年が始まったような気がする。

参考リンク:福缶2021無印良品
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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▼2つ買った「福缶」の内、もう片方には埼玉県越谷市の『招き猫』が入っていた。

▼ブックマークは福島県『弥次郎こけし』と福島県『赤べこ』の組み合わせ(右)。

▼今年も安定の可愛さ。

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