新作が出るたびに話題となるスターバックスのドリンク。通常の新作であれば、基本的にほぼ全国の店舗にて飲むことができるが、2020年12月2日に登場した『ジョイフルメドレー ハニー ムース ティー ラテ』はレア度が高い。
こちら、スタバの「六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ店」でしか飲むことができないのだ。いったいどんな仕上がりなのか、実際に飲んでみたぞ!
・税抜き540円
『ジョイフルメドレー ハニー ムース ティー ラテ』は Tallサイズのみの提供。ホットとアイスどちらも税抜き540円だ。温度によって味の感じ方にも違いが出ると思われるので、今回は両方注文することに。
メニューには3種のティーをブレンドしたとあるが、これはウーロン茶、ブラックティー、そしてジャスミンティーなもよう。アプリコットの風味も加えられているとか。
作る様子を眺めていたが、上記のブレンドティーで作ったティー・ラテの上に、ミルクティーで作ったムースを注ぎ、一番上に蜂蜜をかけて仕上げとするようだ。
店内で飲む場合、ホットは取っ手のついた背の低い容器で、そしてアイスは細長いグラスで提供される。2つ合わせて税込み1188円だ。
上層のムースな部分は、完成直後であれば非常に泡の肌理(きめ)が細かくフワッフワ。公式HPやメニューの写真通り。しかし、その状態を長く保つことはできないもよう。空席を探してウロウロしている間に少しシワシワに。SNS映えを重視する方は頑張ってほしい。
・丈夫な泡
まずはコールドから。とりあえず上のムース……つまりは泡を食べてみよう。おや、なんだこれは? 泡が蜂蜜によって微妙に食感的な意味での存在感を増幅されており、とても不思議な感じ。
一言で言うと「丈夫な泡」というかなんというか。メルヘンチックに例えるなら、美味しそうに見える空の雲を、理想的に具現化したらきっとこんな感じだろう……的な。
個人的には初めて体験した食感。味は蜂蜜の風味が一番強い。そして下のティー・ラテ部分はかなり淡白な味わいだ。ほのかに甘みを感じる。
・色々と香るホット
次はホットだ。モノ自体はコールドと同じで、違いは温度のみだと思う。しかし暖かいがゆえに、ホットの方が風味がわかりやすかった。
上の泡の層にしろ、下のティー部分にしろ、ミルクや蜂蜜の甘さがコールドよりも強く感じられる。また、特にティー部分の味わいの違いは顕著(けんちょ)で、ブラックティー特有のフレーバーや、ジャスミンの香りもちゃんとわかる。
アイスよりも少し泡の強度が下がってティーに溶けやすい気がするが、それでも「丈夫な泡」的な面白い食感は健在だ。もちろん二つの層を混ぜて飲んでもグッド。
ということで、個人的には泡と蜂蜜が組み合わさって生じる不思議な食感が特に興味深かった。また、ホットの方が、『ジョイフルメドレー ハニー ムース ティー ラテ』の持つ複雑で繊細な味わいを楽しむハードルが低いように感じた。
とはいえ、コールドにもコールドの良さがあり、泡だけではなく味や香りもナイスなクオリティだ。売り切れ次第終了となってしまうため、気になる人は六本木に急げ!