アニメやマンガはいつだって私(中澤)に大切なことを教えてくれた。自分を見つめなおすキッカケとなり、成長の糧となり、時に人生観まで変えてしまう。そんな日本のアニメやマンガが、フランスでとんでもない人達を爆誕させていた。フランスのオタク、極悪すぎィィィイイイ!
・学ラン!?
日本のオタクである私が思わず恐れおののいたのは、あるフランスのバンドを発見した時。「Rise Of The Northstar(ライズ・オブ・ザ・ノーススター)」という名前なのだが、このバンド……
学ランを着ている……!?
一体どういう経緯で学ランを着ているのか? このスタイルでどんな曲を演奏しているのか? spotifyでバンドを検索してみたところ、以下のような曲名がズラ―っと表示された。
・曲名
「Bejita’s Revenge」
「Demonstrating My Saiya Style」
「Nekketsu」
「Furyo’s Day」
「All for One」
「The Legacy of Shi」
「Bosozoku」
「Welcome(Furyo State Of Mind)」
──ベジータ、熱血、不良、「オール・フォー・ワン」……『ドラゴンボール』とか『ROOKIEZ』めちゃんこ読んでるゥゥゥウウウ! 学ランの意味が分かってしまった。ちなみに、他には「Samurai Spirit」「Simon says」という曲名も。オタクだああああああ!!
・YouTubeを見てみると
しかし、このタイトルでどういう音を鳴らしているのだろうか? 試しにYouTubeにPVがアップされている曲の1つ「Demonstrating My Saiya Style」の再生ボタンを押してみたところ、流れ出したのは……
嵐のようなゴリッゴリのハードコアサウンド! そこに野太い声のラップでまくし立てられるサイヤ人の魂を歌う歌詞がライドオン!! 極悪すぎィィィイイイ!!!!
ちなみに、彼らがデビューしたのは2014年。デビューアルバム『WELCAME』のパッケージは日本のマンガっぽい不良のイラストなのだが、リリースしたインディーズレーベル「ニュークリア・ブラスト」によると、この不良イラストを描いたのはボーカルのヴィティアとのことだ。
2015年には、ヴィジュアル系バンド『DIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)』のヨーロッパツアーのサポートもしている。その際「ステージに立つ時、毎晩日本への愛情を示している」とのコメントも。なんか良い人そうである。
・リスペクト
街で会ったら財布渡すくらいじゃ済まなさそうな彼ら。最初は感じてた、友達にはなれなさそうなオーラ。でも、『ドラゴンボール』や『ROOKIES』に感動してる時、はるか海の先で同じ感動を共有していたのかと思うともはや仲間。この空は繋がっているのだから。
参照元:YouTube、NUCLEAR BLAST[1]、[2](ドイツ語)
執筆:中澤星児
▼PVで日本観光するライズ・オブ・ザ・ノーススター
▼ちなみに、リードギタリストの名前は「EVANGELION-B」
▼ヴィティアが不良イラストを描く動画
https://www.youtube.com/watch?v=hKXp-eCzIW4