おかしい。どう考えてもおかしい。ライターという職業柄、流行ものには常にアンテナを張り巡らせている私、P.K.サンジュンは率直にそう思わざるを得ない。何の話かって、2020年6月からセブンイレブンで販売している『セブンカフェ カフェラテスイーツショコラ』のことである。

「セブンイレブン」「セブンカフェ」「新商品」──。いつもであればこの3つが揃うと腐るほどネット上で情報を見かけるが『カフェラテスイーツショコラ』は関してはほぼ話題になっていない。一体どういうことなのか? 逆に飲んでみるしかないだろう。

・セブンカフェのスイーツドリンク

6月2日より青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県の一部、群馬県、大阪府、和歌山県の約2800店を除く全国のセブンイレブンで順次販売開始されている『カフェラテスイーツショコラ』。それ以外の店舗は「カフェラテスイーツブリュレ」を展開中だ。

どちらも大人気「セブンカフェ」の新商品で、カップにカフェラテを注いで作るスイーツドリンクとなっている。価格は税込280円、同じセブンカフェの「高級キリマンジャロブレンド」が大きな話題になったことを考えると、もっともっと注目を集めていてもおかしくない。

なぜこれほどまでに『カフェラテスイーツショコラ』は話題になっていないのか? 1つ考えられるとすれば新型コロナウィルスの影響だが、それにしたって絶対王者「セブンイレブン」の「セブンカフェ」の「新商品」である。少なくともSNSなどでもっと目にしてもイイ。

もしかしたらセブンは『カフェラテスイーツショコラ』を売りたくないのでは……? そうも思ったが、店頭ではアイスコーヒーと同じ並びにそれなりの数が用意されていた。パッケージ的にも目に付きやすいデザインだから「純粋にあまり話題になっていない」と考えるのが自然だろう。

・飲んでみた

さて、『カフェラテスイーツショコラ』は商品名通りカフェラテを注いで作るスイーツドリンクである。フタを開けるとチョコレートのかたまりと粒々、そして氷が入っており、出来立ては粒々が溶けてシャリシャリした食感が楽しめるようだ。

さっそく飲んでみると、出来立てはカフェラテのほろ苦さが活きた “大人向けスイーツ” といった感じである。溶けた粒々を直接食べれば甘いが “スイーツ” とは思えぬエレガントな甘さが楽しめた。

……が、2分もするとかなり甘いスイーツドリンクに変貌し、先ほどまでのほろ苦さはどこかに消えてしまう。一定時間を過ぎると濃厚なスイーツドリンクになってしまうから、あまり甘いのがお好みでは無い方は早めに飲み切ってしまおう。

とはいえ、甘いのは甘いので悪くはない。特に体力の消耗が激しいこれからの季節『カフェラテスイーツショコラ』はエネルギーチャージにうってつけであろう。もちろん、スイーツ大好きっ子たちは純粋にスイーツドリンクとしても楽しめるハズだ。

・話題になっていない理由は

結論を申し上げると、飲んでみた今も『カフェラテスイーツショコラ』がなぜここまで話題になっていないのかよくわからなかった。やや甘みが強い感じはするが、そもそも “スイーツドリンク” である。それともやはり新型コロナウィルスの影響なのだろうか?

というわけで、『カフェラテスイーツショコラ』は話題になっていないだけで普通においしいスイーツドリンクだから、興味がある人は1度試してみてはいかがだろうか? 本当に悪くない……と思うんだけどなぁ。

参照元:セブンイレブン「ニュースリリース」(PDF)
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.