エヴァンゲリオンを知らないオッサン、いや知らなかったオッサンの佐藤です。2020年4月20日から5月3日までYouTubeで無料公開されていた新劇場版の3作。先の2作『序』と『破』を観た私は、緻密な人間描写と独創的な世界観に感動して号泣しそうになった

そしてその後、3作目の『Q』を観た。コレを観終わったら「思いっきり泣けるだろう!」と期待していたところ、冒頭から「は?」となり、見終わる頃には「ポカーン」。それに飽き足らず、テレビアニメ版を全部観たら……“愕然” という言葉では生ぬるいほどの衝撃を受けたのだった。完全に泣きどころを失った……。

・Qを観てしまった……

序・破の記事を公開した後、「このライターが Q を観た感想を知りたい」との声がTwitterで相次いで投稿されていることを確認した。私はエヴァの素人であり初心者だ。根強いファンの多い作品だけに厳しい声が上がることを予想していたのだが、意外にもその声はあたたかく、むしろ私の成長を見守るような感じさえした。


「こりゃ早く Q を観て、みんなに追いつかなきゃ!」


勝手に期待に応える心持ちで、YouTubeでの公開期間中に『Q』の視聴に臨んだ。ワクワクした気持ちで再生ボタンを押すと……。


え? え? えええ? ええええ!? 何が起きたの? どういうこと? え、あ、はい……、はあ……。


そんな心持ちで作品は終了。状況把握と新しく聞くような言葉を頭の中で整理しようとしている間に、1時間36分が過ぎ去って目の前にはエンドロールが流れていた。なんと言葉にして良いかわからない。

そう、頭のなかには「?」が浮かんでいたのである。序と破で積み上げてきた、エヴァの作品像が木っ端微塵に粉砕されたといっても過言ではない。まさか先の2作で泣こうとしていたとは、そんな自分を顧みる境地にさえ至っていた……。


・テレビアニメ版を観てさらに……

もしかして、テレビアニメ版を観ればこの心のモヤモヤが晴れるかもしれない。そう思った私は、Amazonプライムで全26話をレンタルして都合3日くらいですべてのエピソードを完走。映画では描かれていなかった細かい設定を把握することができた。それはいい。それはいいけど、最後の2話くらいが……。


ほわぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!


いまだかつて味わったことのない圧倒的な虚脱感……。このような感情が芽生えるのは、私のエヴァ歴が浅いからだろうか。

『東京大学物語』『まじかる☆タルるートくん』で有名な江川達也先生の漫画『GOLDENBOY』。そして萩原一至先生の漫画『BASTARD!! −暗黒の破壊神−』が脳裏をよぎった。なんでそれらを思い出すのか? 自分でも理解に苦しむが、とにかくそれくらい観終わった時のインパクトは絶大だった。


何かの答えを求めて、テレビアニメ版を観た自分を呪いたい気持ちである。答えはそこにない。むしろ、新たな問いが生まれる結果となってしまった。だがしかし、後悔はしていない。これまでに知ることのなかった「エヴァンゲリオン」という未知なる価値を得ることができた。そんな気がしている。これはもう、今後公開が予定されている『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観ない訳にはいかなくなった。私は観る、必ず観る!


・ABEMAビデオで無料公開中

なお、いまだエヴァを知らない人へ。幸いなことに、ABEMAビデオで新劇場版3作が無料で視聴できる。5月4・5・6日の3日に分けて、それぞれ序・破・Qの順に期間限定(それぞれ10日間)で公開されている。心して観るが良い。ほかには何も言うまい……。


参照元:AbemaビデオAbemaTimes
執筆:佐藤英典