2019年も残すところあとわずか。クリスマスが近いこともあって全国各地でイルミネーション全開となっているが、福岡県の「キャナルシティ博多」ではシャレオツな仕掛けが施されている。そう、シーズンに合わせたアクアパノラマである。
噴水とイルミネーションが織りなす幻想的な世界……1人で行くと息ができなくなるような場所ではあるが、なんでもショーが無料な上にエヴァンゲリオンのオリジナルアニメも流れているらしい。ふむ……いっちょ行ってみるか!
・3種類のショー
ということでやってきましたキャナルシティ博多。それにしても……
イルミネーションがクソほどまぶしいなァ。こうもギラついているとはね……うっ、この時点で息が……。
逃げちゃダメだ……と自分に言い聞かせるも、活動限界まで時間は待ってくれないので駆け足でショーの行われるサンプラザステージへ向かう。
ちなみにショーは3種類。クリスマスパノラマ、イルミネーションショー、そして『エヴァンゲリオン 使徒、博多襲来』だ。
実を言うと、今回の目的であるエヴァのオリジナルアニメは2019年6月より上演されている。幅65m×高さ20mの大画面と噴水、照明、劇場レベルの音響効果で描かれるそうだが、実際に体験したらこれが想像以上にスゴかった。
・驚がくのシンクロ率
──と、本題へいくその前に『エヴァンゲリオン 使徒、博多襲来』のあらすじを簡単にご覧いただこう。
玄界灘沖に確認された謎の未確認移動物体(使徒)が「シン福岡市」のネルフ福岡支部を襲う。非常事態宣言のもと使徒迎撃へと出撃する4体の汎用ヒト型決戦兵器「エヴァンゲリオン」。
しかしながら、想定以上に強力な使徒の力の前に容易には殲滅することができない。そこで、葛城ミサトがとった作戦は3体のエヴァによる連係攻撃。はたして碇シンジをはじめとするエヴァンゲリオンのパイロットたちは使徒を倒せるのか?
──公式サイトに書いてあるのをまんまコピペしたが、要するに福岡を守るためにエヴァが使徒に立ち向かうといったもの。エヴァシリーズを見たことある人であれば、それとなく分かるものではないだろうか。
まだ見ていない人もいるからここで詳細をお伝えするのは控えておくが、映像が映し出されると迫力がとにかくハンパない。施設の壁を使った3Dプロジェクションマッピングだけでも圧倒されてしまうのに……
それに噴水、照明演出、爆音などが加わるとまるで映画館……いや、それ以上に豪華な場所で見ているかのようで特別な気持ちになる。油断しようものなら……
バシュッーーーン!!
なんて、子どもたちが悲鳴を上げるほどの噴水が勢いよく発射されるし、疾走感あるシーンが次々と繰り出される。それがエヴァおなじみのBGMとともに展開されたら……たまりませんなぁ〜!
その後も止まらないシンクロ率。お決まりではあるが、「初号機暴走」も目の当たりにすると鳥肌までも止まらない。また、映像のところどころにニクいセリフやシーンもちりばめられているし、10分弱という上演時間で内容がビシッとまとまっているから素晴らしかった。もし博多を訪れたならば見ておくべし!
・見るなら今がアツい
キャナルシティ博多でしか見られないオリジナルアニメ『エヴァンゲリオン 使徒、博多襲来』。12月25日までの上演時間は18:30、19:30、20:30の3回。その先のスケジュールや詳しい時間はキャナルシティ博多の公式HPで随時更新されるので、そちらで確認して欲しい。
エヴァだけ見るのもいいが、前述したようにクリスマスパノラマ、イルミネーションショーも上演されている(12月12日現在)。順番に映像が流れてトータル所要時間はおよそ45分。これから冷える時期だが、せっかくなので全部堪能していくのもいいかも。
参考リンク:キャナルシティ博多
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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▼こちらはイルミネーションショー
▼クリスマスパノラマその1
▼その2。上演前にアナウンスされるが、フラッシュ撮影や長時間の録画は遠慮しよう