手軽で美味しいローソンのからあげクン。ガチの唐揚げのウマさとはまた違う絶妙な抜き加減は、もはや「からあげクン」という食べ物と言っても過言ではない。小腹が空いた時のおやつ代わりにも使えるコンビニホットスナックの定番である。
外国人留学生いわく、そんな からあげクンにベトナム最強ソース・チンスーのチリソースが合うのだとか。そこでさっそく試してみることにした。
・チンスーとは
ベトナムの国民的ソースブランド・チンスー。ベトナム人いわく「知らない人はいない」というほど浸透しており、中でもニンニクチリ醤油とチリソースは一家に一本レベルなのだという。
そのチリソースが上野アメ横センタービル地下食品街に500円でサラッと売っていた。その時、思い出したのがジョニーのことである。
・料理人のジョニー
ジョニーは、マクドナルドのような国境を越えるフード会社を起ち上げる夢を抱き日本に来たバングラデシュ人留学生。自身も料理人であるため様々な国の料理文化の研究に余念がないのだが、からあげクンを食べた時、しきりにチンスーのチリソースとのコンビネーションをオススメしていた。
というわけで、さっそくチンスーチリソースとからあげクンを購入し、ジョニーのオススメを試してみることにしたわけである。
・メイン3種類にかけてみた
まずは、レギュラーにつけて食べてみると、ピリッとした風味が刺激的な味に変貌した。プレーンだけにチリソースの味がよく分かる。甘みよりもスパイシーさが前面に出ているところにベトナム感を感じる。
私(中澤)の個人的なイメージを言わせてもらうなら、日本のチリソースはこれに比べると大分甘酸っぱい。チンスーのチリソースは、酸っぱさがなくピリピリが舌に刺さるような味なのだ。このピリピリがからあげクンの “なんちゃって感” とマッチしてよりジャンクなウマさとなっている。
続いて、チーズ味を試してみたところ、チーズのフレイバーがまたまたチリソースとマッチする。おやつのピザ味みたいな感じと言えば良いだろうか? 味の深さとしてはこちらの方が上だが、フレイバーがある分ピリ成分は後ろに下がってマイルドな感じ。
そして最後にレッド。元々レッドはちょっとした辛み程度の味だが、それがチリソースでよりピリ辛に振られている。レッドの辛みに物足りなさを感じる人にはオススメかもしれない。
・よりジャンクに、よりアジアに
どれを選ぶかは好みの問題だが、結論を言うなら全部マッチしていた。元々ジャンクなからあげクンの味がよりジャンクになり1度かけるとやめられない感じ。と同時に味に少しアジア的なニュアンスも加わる。ジョニーの料理が懐かしい。今頃何してるかな?
若干アジアっぽいクセになる味であるこの組み合わせ。もし、スーパーなどでチンスーのチリソースを発見したら試してみてくれ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.