東京で感染者が増えている新型コロナ。2020年3月30日には、小池百合子東京都知事が緊急会見を行い、「カラオケ、ライブハウス、酒場などへの出入り自粛」を含む対策が発表された。これを受け、居酒屋の『串カツ田中』がほぼ弁当屋と化しているためお伝えしたい。

・店舗運営体制を変更

前述の感染予防対策を受け、『串カツ田中』は4月1日から店舗運営体制の変更を発表した。ポイントはテイクアウトやデリバリーサービスの強化で、11時30分から16時までテイクアウト専用営業を行うという。

さらに、本日4月2日からテイクアウト用に弁当の販売も開始されるとのこと。そこで、東日本橋店に行ってみた。

・静まり返った田中

串カツ田中は普通なら夕方オープンなので、昼見ると営業前の店のような感じがする。店外に貼られた貼り紙も完全に夜仕様だし、入り口は開いてるけど本当に入って大丈夫なのだろうか

しかし、よく見るとサッシに「田中の弁当!!」の貼り紙が貼られている。テイクアウト営業は開始しているようだ。

・店長が語る居酒屋の今

店内では、店長の加藤さんが1人で弁当を売っていた。「まだちょっと準備が整ってないですけど」と言いつつ笑顔で対応してくれる加藤さん。刻々と変わる状況に手探りであることが垣間見える

そこで、テイクアウト営業や弁当を販売するに至った経緯を聞いてみた。


加藤さん「状況が状況だけに来店でのお客さんが全く見込めず、テイクアウト営業や弁当の販売の希望を私から上げたという感じですね」


──加藤さん発のアイデアなんですか


加藤さん「いえ、私も含む何人かから希望があがったんだと思います。元々、お弁当を販売している店舗も少しありましたし、今回はそっちに振るというイメージじゃないでしょうか」


──ちなみに、来店して飲食するお客さんは今どれくらいいるんですか


加藤さん「ほぼいないですね。昨日はゼロ人でした。テイクアウトで串カツを買って帰る方が多いです」

──とのこと。一応、夜の営業は品数を抑えて今でも行われているものの、ほぼ弁当屋と化している。なお、弁当は「串カツ田中弁当(税込800円)」と「唐揚げ弁当(税込550円)」の2種類あるようだ。

試しに、弁当を購入してみたところ、「串カツ田中弁当」は串カツが6個も入っていて豪華。タレも大きい袋でついていて、食べていると串カツ田中のあの味がする。

また、「唐揚げ弁当」は、唐揚げが6個とこちらも550円にしては高コスパ。カリッとした衣を噛むと、スパイシーな風味が口に広がってウマイ。

そんな弁当が販売されている店舗は以下の通りだ。


【お弁当販売店舗】 
世田谷店、都立大店、武蔵小杉店、荻窪店、用賀店、鶯谷店、本八幡店、浦安店、王子店、青物横丁店、たまプラーザ店、中野新橋店、武蔵新城店、練馬店、東五反田店、つつじヶ丘店、築地店、成瀬店、三軒茶屋店、町田店、新小岩店、大山店、代々木上原店、王子店、綾瀬店、代官山店、武蔵小金井店、三鷹店、成増店、八丁堀店、東日本橋店、神保町店、流山おおたかの森店、新川崎鹿島田店、要町店、江古田店、菊川店


──ちなみに、串カツのみのテイクアウトなら全店で可能。UberEatsによるデリバリーサービスも開始しているが、デリバリーに対応していない地域もあるため、利用の際は串カツ田中公式サイトの「テイクアウト&デリバリー」ページをご確認いただけると幸いだ。

おそらく、ほとんどの日本人が初めて体験するだろうパンデミックの脅威。安心して居酒屋でお酒が飲める日が来ることを願わずにはいられない。

【追記 2020年4月2日18:00】2020年4月2日、株式会社串カツ田中ホールディングスは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「直営店全店を休業する」と自社のホームページ上で発表した。現時点で休業期間は4月4日から12日までだが、今後変更になる可能性もあるとのこと。

参照元:串カツ田中
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.