家で作る料理の中でもメンドクサイのが串カツだ。なんと言ったってあの油跳ねが厄介も厄介。イキのいい魚のごとく跳ねようものなら手がつけられないし、火傷しそう(というかする)で恐ろしいったらありゃしない!

だからこそ一昔前に比べて串カツ屋がここまで流行った……と勝手に思っているのだが、先日スーパーで冷凍食品パトロールしていたら人気チェーン「串カツ田中」の商品を見つけた。店名に「串カツ」を入れるプロのことだ。もしかしたら油跳ねをうまくやりくりしているかも!

・油は跳ねるのかい?

そのような期待を込め、串カツ田中の冷食を購入してみた。商品ケースに置いてあったのは豚(税抜598円)、そしてチーズ(税抜698円)の2種類。ともに5本入りで1本あたり120〜140円といったところだ。

作り方は冷凍状態のまま180度に熱したたっぷりの油で約3分揚げるだけ。パッケージに油が跳ねにくいなどの記述がないのが気になるところだが、何はともあれ進んでみるしかないだろう。恐る恐る凍った串カツを油に投入。すると……


ワワワワワァ〜!!



思わずクロちゃんみたいな声が出たが、机の上に油が飛び散るくらい普通に跳ねてしまった。くぅ……やはり串カツと油跳ねは切っても切れない関係なのだろうか。これがあるから個人的にはお店がよく見えてしまう。とはいえ!

油こそ跳ねたものの、お家でチャチャチャッと串カツが食べられるのは実にヨロシイ。そして出来上がってしまえばなんとウマそうなこと。しかも、家ならではの利点もあった。

そう、串カツといえば禁じられている二度づけ(実はまったく意味がなかった)の掟である。お家ということで、二度づけは当たり前として……

何なら ぶっかけて食べることもできるのだ。誰に迷惑をかけるワケでもなく「もうちょっとソースをつけたかった」なんて後悔も生まれない。うむ、ソースを自分の好きなだけ絡めて串カツを食べられる開放感はいいものだ。

・通販でも購入可能

ちなみにお味の方は冷凍食品になったとてクオリティはそのまま。安定の串カツ田中といった感じで素直に美味しい。豚串のサクッジュワッといった食感がクリティカルヒットなのはもちろん……

チーズの伸びもとても冷凍のものとは思えないほどイキイキしていた。油跳ねはどうすることもできなかったが、串カツ田中はそれを補う美味しさあり。2021年1月現在、新型コロナウイルスの影響でなかなか外食しにくいご時世な上に夕食難民なんて言葉も生まれている。お店じゃなくて家で串カツを食べる選択肢があるのはありがたい。

なお、串カツ田中は2020年4月から通販でも購入できるようになっていて全国どこでも味わえるから参考までに。

参考リンク:串カツ田中
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼チーズがまたイイ