デケえええええええええ! 何だこのサイズ感は。もはやちょっとした風呂である。実際に持ってみたら、大きすぎて袋を持っている気がしない。代わりに、浴槽でも担いでいるかのよう……って、なんちゅうバッグだ。
こんなデカブツをシレっと販売していたなんて、無印良品は一体何を考えているのか? 持ち歩いていたら、めっちゃ金欠のヤツが引っ越しするみたいになってるじゃないか。「業者に頼めって! せめて車使って荷物運べよ」という周りの声が聞こえてくるようだぞ。
なぜだ無印! なぜこんなデカすぎるバッグを発売したんだ!? そう思って、無印良品のホームページを見ると……
・環境への取り組みの一環
実はそのバッグ、無印良品でプラスチックバッグが廃止になったタイミングに合わせて登場したようだ。プラスチックバッグ廃止は環境への取り組みの一環だから、スタバのストローが紙製になったアレと同じようなものと思っていいだろう。
ちなみに、公式サイトによるとバッグの正式名称は『再生ポリプロピレンバッグ』というらしい。
そんな再生ポリプロピレンが使われているからかどうか分からないが、少なくとも紙袋のように簡単に破れることはなさそうだ。めちゃくちゃ頑丈とは言えないものの、持ち運び用の袋としては文句なしの強度という印象。
そして先述の通り、何よりデカい。サイズは3種類あるのだが、“小” だって決して小さくない。むしろ、お店でもらえる袋の中ではデカい部類だろう。
“中” まで来ると、街中でも結構目立ちそう。持ち歩ければ、「キャンバスを運んでいる美大生」感が漂う。
そしてもちろん、一番デカいのは “大” だ。
あまりにもデカいので、我が家にある通称「人をダメにするソファ(正式名称:体にフィットするソファ / 幅65 × 奥行65 × 高さ43cm)」を入れてみたところ……
スポッ!
──と、ピッタリ入った。つまるところ、『再生ポリプロピレンバッグ』の “大” はソファも運べるということだ。そんなバッグ……聞いたことないぞ。
それだけのサイズでありながら、バッグの価格はどのサイズも150円。おまけに、バッグをお店に返したら返金してくれるというのだから、実質無料で使用することだって出来る。
・欠点は?
以上をまとめると、無印良品の『再生ポリプロピレンバッグ』は圧倒的な機能性を有したバッグと言っても差し支えないように思う。ケタ違いの容量といい、150円という価格といい、強度といい、バッグとしては欠点が見当たらない。
強いて挙げるならば、あまりにも圧倒的であるがために、「大」のバッグを持ち運ぶのはちょっと恥ずかしいことか。もしくは、「こんなデカいバッグで一体何を買ったらいいのか?」と悩まずにはいられない点だろうか。
恥ずかしさは慣れだとしても、何を買ったらいいかと言われると……やはりソファ? もしくは、お菓子を棚ごと買って持ち帰るなんてことをするのも楽しそうだ。その財力があればの話だが。
まぁとにかく、どう使うかを考えるのも『再生ポリプロピレンバッグ』の楽しもの1つと言えるのかもしれない。ちなみに、先ほど「ソファも入った」と紹介したが、実際にソファを入れて持ち上げると、容量の関係で腕が横に開きすぎてしまい、結構苦しくなった。マジでソファを持ち帰る気でいる人はご注意を。
参考リンク:無印良品
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼こちらが小。なお私の身長は175cmで、体重は88kg。
▼中
▼そして大だ。私が上野・新宿の店舗で確かめたところ、レジの人に「150円のバッグください〜」と言うともらえた
▼我が家では猫専用スペースと化してしまった「体にフィットするソファ」だが、もちろん人だって余裕で座れる。そんなソファが……
▼大のバッグにはピッタリ入る。
▼人だって入れるぞ〜