コロナがもたらした新文化「置き配(おきはい)」。簡単に言えば、「ちわーす、お届けものでーす」「はい〜、ハンコ!」みたいな対人のやりとり無しで、玄関とかに荷物を “置く” だけで済ませる文化である。

この文化、個人的にはウエルカムだ。だってだって、家に帰ったら荷物が置いてあるなんて、クリスマスのサンタさんみたいじゃない。起きたらプレゼントがある! みたいな!! よって、いつも「わーい」と喜んでいる。

そんな私の主観はどうでもいいとして、なんとなくダイソーをパトロールしていたところ、なんと “置き配グッズ” が山ほど出ているではないか! 価格は100円〜500円。とりあえず全部買ってみたぞ〜っ!٩( ‘ω’ )و

商品名は『置配シート』に『置き配カバー』に『置き配ケース』に『置き配バッグ』と、それぞれが「我こそは!」と主張している。もう1種類あれば「5人そろって置き配5(ファイブ)!」てな感じになったのになァ。それはさておき……


・『置配シート』100円

まずは最も価格が安い『置配シート』から見ていこう。こちらの商品、なんと「京都芸術大学」がデザインしたとのことで、非常に考え抜かれた設計になっている。商品の目的は「荷物が汚れないように下に敷くもの」なのであるが、まず、


畳んだ状態でドアノブにひっかける際、ピンポンを押すか押さないか裏表で使い分けできるのだ。まるでホテルの「起こさないでください」みたいに。


んでもって広げた状態がこちら。大きさはタテ42cmの、ヨコ50cm。どちらかと言えば、荷物が汚れないように……というよりも、「置き配してください」とアピールするためにあるような商品な気もする。


・『置き配カバー』200円

続いては「カバー」の登場。ん? カバーとは?……と思った人、するどい。私も最初は「カバー??」と首を傾げたが、広げてみると……


どうやら本当にカバーのようだ。雨に濡れないためなのかしら? しかし、今度は逆に箱の底が濡れてしまう(汚れてしまう)……。ううむ。


これはアレかな。「箱がありますよ」とモロに荷物が置いてあるのを、地味なカバーで覆い隠したい人向けにある商品なのかしら? ちなみにカバーの大きさは縦35、横45、高さ32で、内寸は33x43x31である。


・『置き配ケース』200円

どんどん行こう。お次は「ケース」だ。ついに初めて “入れられるやつ” の登場である。パッと見は「はて、保冷バッグ?」と思いがちだが、広げてみると……


デカい保冷ケース! 内側の素材も100均で売ってる保冷バッグと同じような素材なので、冷凍食品が来ても生身で置くよりは良さげっぽい。ただ残念なのは……


けっこうサイズが小さいということ。原田たかしがよく注文している冷凍餃子だったら余裕で入るようなサイズであるが、大きめの荷物だとキツイかなぁ〜。なおサイズは、タテ25、ヨコ31、高さ18である。


・『置き配バッグ』300円

満を持して登場するのは「バッグ」の小さいほう(税込330円)である。こちらも中身がベッカベカの銀色(発泡ポリエチレン&アルミ蒸着シート)なので、多少の保温(保冷)効果はありそうな雰囲気。ただ、ものすごく残念なのは……


内寸サイズがタテ25、ヨコ31、高さ18……と、200円の『置き配ケース』と全く同じことが挙げられる。だったら200円のほうを選んじゃうかな〜……というのが私の正直な感想だ。質はこっちのほうが良さそうではあるが。


・『置き配バッグ(大)』500円

最後はコレ! 上のやつのデカい版。内寸サイズはタテ39のヨコ48の高さ27と、けっこうデカい。そこまでデカい商品でない限り、たいていのAmazonの箱は余裕で入っちゃうくらいの大きさはある。


大は小を兼ねるというが、もしも私がこの中から選ぶとしたら、どう考えても『置き配バッグ(大)』500円かな〜。置き配ボックスなどの購入を考えている人は、とりあえずこれを買ってお試しするのもアリかと思う。


最後に。どんなに小さい荷物でも、どんなに大きい荷物でも、雨の日も風の日も、家の前まで持ってきてくれる配達員の皆様、いつも本当にお疲れ様です! 私にとっては、みなさんがサンタクロースです。感謝!


執筆:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24